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2012年03月26日

130号 役立つ国際ロジスティクスマガジン発行

入港、着岸、搬入

輸入業務をしていると、よく騙される(?)のが、
入港、着岸、搬入 のタイミング。

輸入貨物の納品日を決定するのに、大きな要因になるのが入港日。
フルコンテナカーゴの納品ですと、営業日ベースで、入港日の翌日に通関
宵積み、その翌日の朝イチ納品。要は、入港日の翌々日の朝には納品できる。
よくあるパターンです。

HDS(ホットデリバリーサービス)があれば、もう1日早くなる。

本船が入港しないと話にならないので、常に入港日は気を付けるのですが、
実は、一番肝心なのは、搬入。
搬入というのは、貨物の到着が、税関に情報として登録されて、
これにより、通関に移ることができます。

本船が港に入ってくる日が、入港日。
本船が、港の岸壁(ヤード)に到着するのが、着岸。
そこから、貨物を本船から陸揚げされて、陸揚げ作業が完了して、
税関へ貨物の到着が登録されるのが、搬入。

通常は、入港日にそのまま岸壁に着岸されます。
陸揚げの荷役には、本船の大きさにもよりますが、数時間?半日はかかります。
入港日にそのまま、着岸して、陸揚げ荷役。その日中になんとか、作業が完了して、
翌朝までに、税関への搬入申請が完了。
というのが、多いです。

さてさて、騙される(?)お話し。

入港日の翌日に通関、宵積み、の段取りが多いのですが、油断大敵です。

実は、入港日に着岸しないケースはままあります。
なぜでしょうか?
単純に、着岸を予定しているバースの混雑による、順番待ちです。
港混雑により、寄港地を入れ替えるケースも多いですが、
そのまま、沖待ちするケースも結構あります。

本当に、入港日に着岸しない為、1日ずれ込むケースはあります。

次に、着岸と搬入ですが、荷役量が多いと2日がかりで荷役するケースもあります。
こうなると、こちらが思い込んでいた搬入日とは替わってきます。

常にに入港日を確認するのは、当然ですが、
入港してても、着岸するまで、気になります。
着岸しても、搬入情報が入るまでは、油断してはいけません。
混載貨物(LCL)ですと、これにCFSの作業が入りますので、
さらに、時間がかかります。

入港日を基準に、思い込むのは、禁物です。

実は、騙されている訳ではなくて、自分の思い込みと勘違いなんです。

一つ、一つ、確認しないとね。
横着しては、いけません!