日本では、原則的に、法人であれ、個人であれ、
自由に輸出入が出来ることとなっています。
ただ、現実としては、輸出入する製品によって、様々な規制があり、
事前に済ませておかねばならないことがたくさんあるのです。
例えば、「薬」や「食品」が規制品であることには、すぐ気付かれると思います。
では、「化粧品」や「おもちゃ」はどうでしょう?
「化粧品」は「薬」と同じ「薬事法」の
「おもちゃ」は、乳幼児が口に入れる可能性のあるものについて、
「食品」と同じ「食品衛生法」の規制品となり、
各々、税関への輸入申告時に、厚生労働省の許可が必要となります。
また、「食品」の中でも「野菜」や「肉」の場合は、
上記に加えて、農林水産省の検査を受け、合格しなければ、
輸入することは出来ません。
さらに、上記検査を受けるには、
輸出者が、輸出国にて、船積み前に、公的な検査を受け、
合格したことを証する文書の原本が必要となります。
これら一連の手続きを知らないまま、
「野菜」や「肉」を輸入しようと船に積んできても、
当然ながら、輸入できるはずもなく、
そのまま輸出国に戻すのか、あるいは輸入国で捨ててしまうのか
どちらかを選ばねばならなくなってしまうのです。
逆に、自身が輸出者である場合、
ものによって、相手国の規制などを調べてから船積みしないと、
そのまま返品されることも有り得るのです。
こうして、手続きの違いやその程度に差はあっても、
輸出入する際に、なんらかの規制がある製品は相当あり、
その都度、確認する方が賢明といえるでしょう。
共和商会なら、輸出入規制について、事前にお調べいたします!
海外から製品を輸入する場合、
輸入関税がかかるか、かからないかは、仕入原価に直接関わる大事なポイントです。
日本の場合、先進諸国の中でも、関税率の平均は低く、
もとより関税のかからないものが、かなりあります。
また、一定の条件を満たせば、
本来かかるはずの関税が減免されるものも結構あるのです。
例えば、特恵関税制度といって、いわゆる開発途上国から、特定の製品を輸入する場合、
「原産地証明書(FORM A)」という輸出国で発行される公的な書類を輸出者に取得してもらい、
その原本を入手の上、輸入申告すれば、特定の時期に限り、関税が減免されるというものです。
かたや、下がるばかりではなく、逆に、ある条件が揃うと、
関税が急に跳ね上がるものもあります。
いずれにせよ、海外からの輸入を考える際に、
関税は避けて通れませんので、
先に確認しておかれることをお勧めいたします。
なお、日本の各税関では、「事前教示制度」といって、
具体的な製品の関税について、事前に教えてもらえる制度がありますので、
ご活用ください。
共和商会なら、輸入品の関税について、的確にお答えします!
納品日がいつになるのか計算する場合、本船の航海日数を考慮するだけでは足りません。
例えば、上海→大阪の船便であれば、航海日数は3〜4日かかります。
ただ、船便の場合、天候の影響などで、本船の航行に支障が生じ、
スケジュールが変更となることが時々あります。
また、航海日数は、2つの港を直接行き来する場合と、いくつもの港に寄る場合とでも、航海日数に差が出ます。
さらに、遠方からの航海の場合、海外の港でコンテナーを別の本船に積み替えることがあり、
その際、接続がうまくいかなかったりするとスケジュールが大きく狂います。
以上の理由から、急ぎの貨物の場合は、輸出者の最寄港から、輸入者の最寄港まで
ダイレクトで結んでいる本船を選択すべきと思われます。
共和商会なら、お客様の納期に合った本船を的確にご提案させていただきます!
納品日がいつになるのか計算する場合、考慮しなければならないのは、本船の航海日数だけではありません。
例えば、上海→大阪の船便であれば、航海日数は3〜4日かかりますが、
積み地での輸出手続きにかかる時間、到着地での輸入手続きにかかる時間、
この両方を考慮しなければなりません。
おおむね、混載便の場合で積み地・到着時で各3営業日、コンテナーの場合で各2営業日は見ておく必要がございます。
つまり、航海日数は3日でも、出荷から納品まで最低でも7日を見ておく必要があるということです。
共和商会なら、通関に関する事前準備もしっかり行うことにより、迅速に納品まで行います。