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輸入に関することの記事

2010年09月03日

動物検疫☆

はじめまして。林田健吾と申します。

スタッフブログ初登場です。
この業界に入ってまだ日は浅いのですが、皆様のお役に立てることを書いていければと思っております。

今後ともよろしくお願いいたします。


今回のテーマは「動物検疫」です。
動物検疫とは、指定の動物とその動物から作られる肉製品などの畜産物を輸出入する際に行う検査です。

今回肉製品の輸入があるということで動物検疫のサンプリングに立ち会ってきました。
防疫官の方が貨物を少量検疫所に持ち帰り検査する訳です。

予め検査の場所と日時を予約しているため、指定の倉庫前で防疫官の方と合流し
今回対象となっている貨物のあるところへ移動しました。

検査対象のカートンの封を開け、防疫官の方が中身を確認し
各商品1カートンのさらに細かい梱包を開け各商品を少量ずつ防疫官の方が持って帰られました。
こうして検査をしてもらい、家畜の伝染性疾病の病原体が日本に持ち込まれるのを防いでいる訳ですね。


最後に検疫所の方から今回の輸入についてご指摘をいただきました。
畜産物を輸入するにあたって必要な書類の中に検査証明書(VETERINARY HEALTH CERTIFICATE)というものがあります。
通称「ヘルス」と呼ばれています。
このヘルスという書類は輸出国において、日本が要求する条件をクリアしている証明書になります。


そのヘルスに畜産物に使われている動物種が記載されていませんでしたので(例としては、BEEF,PORK 等)
今後ヘルスに動物種を記載することとご指導をいただきました。


これから畜産物の輸入を考えておられる方は、ヘルスに動物種の記載をお忘れなく☆


余談ですが、海外旅行に行った場合でもおみやげなどで日本に肉製品をそのまま持ち込むことはできません。
まずその国から持ち出す前に日本向けの検査を受け、検査証明書を取得します。
そしてさらに日本到着時に動物検疫所で検査を受けることになります。

とっても手間がかかるんですね。
コッソリとトランクに入れておいても大丈夫じゃないかな?と
もしかしたら思っている方もおられるかもしれません。


そうなることを防いでいるのが検疫探知犬です。
空港の税関旅具検査場で手荷物の中から動物検疫の検査を必要とする肉製品等を嗅ぎ分けて発見します。
犬種はビーグル。犬の中でも嗅覚はトップクラスであります。
毎日緊張感のある世界で頑張っているんでしょうね。

そして偶然にも我が家の飼い犬もビーグル。
同じビーグルが活躍しているということで私は誇り高い気分になってきました。
今夜は特にかわいがってあげようと心に決め帰宅。

2010.jpg

クーラーの風が一番当たる場所でゴロゴロ、、、、。
う?ん、、、、。我が家の犬も嗅覚を何かの役に立てて鼻高高といきたいもんです、、、、。

 

「プロのアドバイス」(輸出入規制に注意!)も御覧ください>>


 

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