こんにちは。
通関士の橋本 挙裕(たつひろ)です。
例えば、カメラの三脚は、カメラをネジで固定し、向きや角度をつけるのが役割です。
セルフタイマーにして、記念写真を撮るときに、活躍しているかと思います。
中には、足が一本であれば、「一脚」二本であれば「二脚」というのも
同じ仲間になります。
三脚は、一般に売られているとき、
カメラ屋さんでは、カメラの付属品、アクセサリーとして売られています。
三脚の統計品目番号(HSコード)が、誕生するまでは、
カメラをのせるための三脚であれば、カメラの付属品、
他には、望遠鏡をのせるための三脚であれば、望遠鏡の付属品に分類され、
何を乗せるか、用途がきまっていないものは、材質で分類が決まっていました。
そのため同じ三脚でも、その時々で、統計品目番号(HSコード)が変わっていました。
そんな中、統計品目番号(HSコード)が見直され、改正された結果、
三脚は、2017年の1月1日より、
固有の統計品目番号(HSコード)「9620.00」として誕生しました。
固有の統計品目番号(HSコード)が、誕生したということは、
国としては、三脚がどれくらい国内に入ってきているか、又は出て行っているかを
その名の通り統計を取り、管理する必要があったからです。
その要因一つに、「自撮り棒」の登場も関係しているのではと思っております。
(自撮り棒は、一脚になります)
特にここ数年、多くの場所で見かけるようになり、有名にもなり
これそのものが、携帯電話の付属品というよりも、
ひとつの商品として、価値が出たからではないでしょうか
あらゆる物が、いずれかの統計品目番号(HSコード)に振り分けられる中、
「三脚」のように、具体的な名称で番号がある一方で、
統計品目表には、具体的な名称がない場合も沢山あり、
その場合は、行き場所がないため「その他」に振り分けられます。
次に、「三脚」のように独り立ちする商品が何になるのか、興味のあるところです。
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