こんにちは。
通関士の橋本挙裕(たつひろ)です。
これまでの税関への輸出入申告等の手続きは、
入力した申告書にインボイス等の必要書類をホッチキス等でまとめ
税関の窓口まで書類を運ぶという作業が必要でしたので、
実際の審査に入るまでには時間差が生じました。
近くに管轄税関があれば、
それほど問題で無いかもしれませんが、
そんなに都合よく、近くにある所ばかりではないので
申告書を整理して税関へ提出するまでに一時間以上掛かる場合も
少なくはないと思います。
それが今回,輸出入申告等が電子化へ移行することに伴って大きく改善されます。
具体的な違いは、ナックス(通関情報処理システム)という
申告等を行うためのシステムへ入力した申告書に、
インボイス等の必要書類を添付ファイルにして、
税関へ送信することで輸出入申告ができるようになったことです。
合わせて、一部の確認が必要なものを除いて、
原産地証明書や他法令(食品衛生法等)の許可書・承認書についても
同じく添付による提出が認められるようになります。
このことは、余計な印刷が減ることで、ペーパーレス化にも役立ちます。
一見、税関へ行かなくても通関ができるような気がしそうですが
商品検査がある場合は、どうしても立会いが必要になるので税関へ行かなくてなりません。
(将来、商品検査も画面を通じてできるなんて日が、もしかしたら来るかもしれませんね)
時間的な問題が解消されることで、更に迅速な通関ができるようになるので
商品の引き取りのスピードアップなど、より良いサービスが出来ればと思います。
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