船便は安いというイメージをお持ちではないでしょうか?
国際郵便小包では船便は、時間は掛かりますが、
安いサービスとして提供されています。
コンテナ混載貨物としての船便はどうでしょうか?
コンテナ船の混載便の料金計算は、まず2本立てになっています。
1つは、『一回の船積みにつき、いくら』
もう1つは、『容積or重さに対していくら』
の2本立てです。
『一回の船積みにつき、いくら』は、例えば、DELIVERY ORDER FEE
(到着した貨物を引き取る時に必要な書類の発行費用)です。
『容積or重さに対していくら』は、まず鉄を運ぶか綿を運ぶかという話で、
容積と重さの大きい方で計算します。
容積の単位は立法メートルで、重さはトンです。
例えば、2立方メートルで50kgの重さなら2立方メートルで計算。
2立方メートルで、3000kgの重さなら3トンで計算されます。
それでは、0.03立方メートルで、50kgの貨物の場合は、0.05トンで
計算されるのでしょうか?残念ながら、0.05トンでも1トンで計算されます。
1立法メートル以下、1トン以下は、『1』で計算されます。
ということは、『1トンでも50kgでも同じ料金が掛かるってこと?』となります。
そうです。同じ料金なんです。
ですので、船便だから安いとは限りません。
『大きさ』『重さ』『個数』に応じて、輸送手段の使い分けが必要となります。
もちろん、輸送時間の考慮も必要ですが、費用面だけでみますと、
大まかに、小さい順番から、
国際郵便小包
EMS
国際宅配便
航空輸送貨物
海上輸送貨物
というイメージです。
船便はそこそこ商品の量が集まらないと、メリットがでてきませんので、
量に応じて、輸送手段をご選択くださいませ。