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「輸送(輸入)」に関すること のブログ記事一覧

2016年09月23日

納期を早めるための輸入申告

今週のスタッフブログを担当する池田です。

まず、輸入申告の時期は、貨物が倉庫に搬入確認がされてから、
税関に対して、通関手続きを行うことになっています。

しかし、台風や本船のエンジントラブルなどの予期しない事態で、入港が予定より遅れたり、
あるいは、倉庫での貨物の荷降ろしの作業が、遅くなったりしますと、
それまで輸入申告ができない状態になってしまいます。

そして貨物が搬入後に、輸入申告を行ない、
書類審査や商品検査などの手続きを終了させなければ、
輸入許可が下りず、時間を要してしまうことによって、
商品の引取りが遅くなる場合があります。

そういった状況になってしまった時の、対応策のひとつとして、予備申告制度があります。
予備申告制度では、倉庫に貨物が搬入する前に、書類審査を事前に行える制度で、
審査が終了していれば倉庫に貨物が搬入されると同時に、輸入許可が下ります。

メリットとしましては、本来、倉庫に搬入後に行なわれる書類審査を
先に終了される事ができますので、
商品引取りの時間短縮をできる事が挙げられます。

これは、予備申告を行うことにより、書類審査で許可が下りるのか、
それとも商品検査を行わなけれならないのかが
事前に把握することができますので、
通常よりも早い段階で引取り手配の準備をすることができます。

検査の場合を、例にして挙げますと、例えば、搬入が終わった後で、
商品検査と分かってしまった場合、
倉庫側も商品を探さなければならず、用意する手間がかかってしまいます。
予備申告を行うことで、搬入前に倉庫に検査の内容を伝えることができれば、
あらかじめ、商品を搬出できるように準備をしてもらえます。

また、商品検査をする場合、運搬してもらう業者にも
検査の旨を連絡する必要がありますので、
事前に検査が分かっていれば、スムーズに商品を検査場まで運搬してもらえます。

予備申告をするにあたって、
もし商品に関する確認事項や書類に不備があったりしましても、
貨物の搬入までに時間がありますので、
それまでに準備できれば、スムーズな納品をできることが考えれます。

そのため、納期がお急ぎの場合、正確な通関書類と商品資料の揃えておくことで、
書類審査や商品検査の通関手続きを
通常より早く済ませることができる、予備申告制度を利用することも考えられます。

2016年01月22日

コンテナ輸送について


こんにちは
今回は渡辺がブログを担当します。

今回は、コンテナ輸送における注意点についてです。

普段、エアー便等の小口で輸入をしていて、
輸入ロットが増えたため、船便への切り替えを検討される荷主様も多いかと思います。

さらに、エアー便から、LCL(混載船便)、FCL(コンテナ便)へと輸入量を増やせば、
一度で大量に、割安な運賃で輸入でき、
大きなスケールメリットを得ることができるでしょう。

また、輸入通関上においても、FCLは、LCLに比べ一日程度納期の時間短縮ができ、
コンテナ貸切により、貨物の保護ができやすくなります。

このように、大口の輸入であれば、FCLにて輸入する事がメリットが大きいのですが、
初めてFCLで輸入する場合、気を付けなければいけないことがあります。

まず、当たり前ですが、コンテナ配送スペース、経路の確保です。
普段倉庫、配送の荷受け場所として使っているスペースをよく見直し、
その場所で本当にコンテナ出しできるかをよく考えなければなりません。

また、コンテナにはシール(封印)がされており、
これを切る「シールカッター」が必要です。

普通のトラックよりも荷台が高くなってるので、
荷卸し作業に手間がかかることが多いです。

このようなことにより、コンテナデバン作業が長時間になった場合、
待機料を請求されてしまう事もあります。

荷卸しの体制を見直し、スムーズに作業する必要がありますね。

これらのことが、狭い日本の土地事情や、人員の問題で、
実際は難しい事も多々あるでしょう。
そういった場合、物流倉庫等に作業を委託することとなるでしょうが、
相応の輸送費、作業費がかかってくるので、
場合によっては、船賃は割高でもLCLにて配送した方が安くなることもあるでしょう。

最後に、コンテナは船会社に返却するものなので、きれいにして返さないと、
洗浄費用を請求される事があります。
掃除、点検をすることを忘れないようにしましょう。
海外現地輸出の際に汚してしまうと、取れにくい泥汚れや、
タイヤ痕などがついてしまい、
残念ながら、日本サイドで、費用を請求される事があります。

コンテナによる輸送は、融通が利きにくく、トラブルの際に余計な費用が発生しがちなので、
特に初回は、配送の打ち合わせを事前によくしておく事が重要です。

2015年11月13日

輸入コンテナのフリータイムの延長依頼の注意点について

今週は林田が担当いたします。 

今回は輸入コンテナのフリータイムの延長依頼の注意点について書かせていただきます。

「フリータイム」とは、
輸入されてきたコンテナをコンテナヤードにて、
無償で保管してもらえる期間(デマレージ)のことと、
コンテナヤードからコンテナを搬出してから、
返却するまでの間に無償で利用できる期間(ディテンション)のことを指しております。

私の経験ですが、輸入をされているお客様では、
上記のフリータイムを延長される場合、圧倒的にデマレージのほうが多いです。

デマレージが延長されていますと、コンテナヤードにて無償でコンテナを保管してもらえる期間が長くなるため、
輸入許可となっていれば、納品の調整に対応がしやすいからです。

ディテンションだけが延長された場合ですと、
コンテナヤードからは通常の期間内に引き取らなければなりません。

コンテナヤードからコンテナを搬出してから、
返却するまでの無償の期間が延長されますので、
例えば、納品先が港から遠方の場合ですと、
コンテナの返却に時間がかかるため、輸入者様はディテンションの延長を利用されることがあります。

また、納品先の最寄りの港に、取引国より直接入港する船がない場合、
日本の主要港で一度、船からコンテナを降ろし、
内航船へ積み替え、コンテナを運ぶこともあります。
その際にも、コンテナの返却に時間がかかりますので、ディテンションの延長が利用されることがあります。


デマレージとディテンション、どちらのフリータイムにつきましても、
延長の依頼は輸出地の、船会社へ行うことになります。

多くの経験がある輸出者様でも、
稀に、デマレージとディテンションの延長の手配を間違えることがありますので、
日本側から輸出者様へ、依頼する際には「フリータイムの延長」と大まかに依頼せず、
デマレージなのか、ディテンションなのかをはっきり申し上げることが重要です。

2014年01月31日

CFS倉庫からの貨物引取について

こんにちは、共和商会の渡辺です。
スタッフブログは二回目になりますね。

今回は、輸入混載貨物のCFS倉庫からの引取についてです。

輸入貨物が入港すると、コンテナ貨物の場合は、CY(コンテナヤード)に搬入され、
混載貨物の場合は、CFS倉庫に搬入されることとなります。

どちらの場合も、輸入貨物を引き取るためには、貨物引取の手続きが必要です。
貨物引取までに、倉庫にピックオーダー(貨物引取の連絡)をし、
輸入許可がおりれば、対査(保管料支払と書類の差し入れ)をして、いざ引取となります。
そして、前日に引き取った貨物を、次の日の朝にお届けするのが、よくあるパターンです。

貨物の本船入港から、配送まで最短でする場合、、、

通関、対査、集荷までを、一日のなかで済まさなければならないこともあります。
急いで対査をし、受付時間ぎりぎりに引き取ってもらう事になります。

また、CFS倉庫や時期によっては、貨物引取のトラックが長蛇の列になっています。
この場合、配送業者さんは時間内に受付をすませ、
ただひたすら順番まちをしなければなりません。

真夜中まで倉庫の作業、順番待ちが終わらないことも、あるようです。
翌日配送の場合、受け付けさえすませれば、引きとり、配送は可能です。

しかし、集荷のトラックが、二カ所のCFS倉庫で引取り、一台のトラックで配送などの場合は、
一カ所目の倉庫でかなりの時間をつかってしまったり、我々の手続きや書類に不備があると、
二カ所目の倉庫の受け付けが間に合わなくなってしまいます。

こういったイレギュラーが起こると、配送業者さんは、先に二カ所目を回ったり、
それでも間に合わなそうな場合は、
別の車で集荷し、積み替えたりしているようです。

我々の手続きで時間がおしている場合は、状況を連絡して、
その都度、対応してもらっています。

配送の前日に積み込み、翌日の朝に届ける。

単純な事に感じていましたが、時間的な余裕があまりないことも多く、
配送業者さんには柔軟に対応してもらっています。

うまく連携をとり、スムーズな配送を心がけていきたいものです。

2013年04月19日

輸入コンテナのフリータイムについて

今週は林田が担当いたします。

今回は輸入コンテナのフリータイムについて書かせていただきます。

「フリータイム」とは、
輸入されてきたコンテナをコンテナヤードにて、
無償で保管してもらえる期間(デマレージ)のことを指しており、
ドライコンテナで通常5営業日程度設定されております。
過去には弊社のブログでもご紹介させていただいております。

この「フリータイム」という言葉ですが、上記以外でも使われることがあります。
それは、コンテナヤードからコンテナを搬出してから、
返却するまでの間に無償で利用できる期間(ディテンション)のことです。

コンテナは船会社から借りている物であり、
返却しなければなりません。

その返却される時間が遅くなればなるほど、
コンテナの回転率が悪くなり、業務に支障をきたす恐れがあります。

ですので、船会社は、コンテナヤードからコンテナを搬出した日から、
5営業日程度をフリータイムとして設定しており、返却が遅れた場合、延滞料金を徴収しております。

船会社によって異なりますが、フリータイム超過後に発生する20フィートのドライ・コンテナで
1日目から5日目以内にコンテナを返却する場合 : 1,200円/日
6日目以降にコンテナを返却する場合 : 2,400円/日
 
となっております。

日本では通常、上記のようなフリータイム設定ですが、
その他の国や地域、船会社によっては、
事情も異なります。

例えば、ある地域では、
上記のようにフリータイムに2つの意味はなく、
輸入されてきたコンテナをコンテナヤードにて無償で保管してもらえる期間と、
コンテナヤードからコンテナを搬出した日から、無償でコンテナを返却できる期間を、
合わせてフリータイムとして設定されているところもあります。

フリータイムの期間はもちろんのことですが、
どのようにフリータイムが設定されているのかを、
確認しておくことが重要になります。

2012年12月07日

年末年始のフリータイム(輸入コンテナ)

こんにちは。
通関士の橋本挙裕(たつひろ)です。


今年も、残り僅かとなって参りましたが、この時期になりますと、
年末年始のコンテナのフリータイム(無料保管期間)の計算方法について、
よくお問い合わせを頂きますので、お知らせいたします。


通常、フリータイムは普通コンテナの場合、港に搬入された日の翌日から計算して
5日間(土、日、祝日を除く)というのが多くの船会社で見受けられます。
しかし、年末年始もこのルールが適用されると、
年末年始のお休み中にフリータイムが終わる可能性がでてくるので、
年始にコンテナを引き取る時には保管料が掛ってしまう事になります。


そこで、船会社では年末年始の措置としてフリータイムの計算が除外される期間があります。
ある船会社の去年の実績で言いますと、2011年12月30日から2012年1月4日迄の期間が
フリータイムの計算除外期間になりました。
たとえば、12月29日にコンテナが港に搬入された場合、
除外期間は計算されない為フリータイムは1月5日から始まり1月12日まである計算になります。
年始はフリータイムに少し余裕ができ、納品スケジュールの予定も立て易いかと思います。


ただ、この措置について注意して頂きたい点があるのですが、
稀に、除外期間のことを保管料の計算が除外される期間と勘違いされる方がおられますが、
あくまでフリータイムについての措置ですので、フリータイムが終わるとその後は、
一日一日保管料が掛っていき、当然年末年始もコンテナを港に置いておくと
料金がその分積み重なってしまいます。


またさらに、輸出者様側でフリータイムの延長の申請がされていて、
実際にフリータイムが14日間或いは21日間の様に延長が承認された場合は、
フリータイムの計算除外の対象とはならない為、
年末年始の間も通常どうりの計算方法になります。
その為フリータイムが除外期間分、長くなることはないのです。


これから益々慌ただしい日を送られるとは思いが、余計な保管料の費用が出ない為にも
以上の事を踏まえて頂き、また船の入港スケジュールも確認しながら、
これからの輸入計画を考えられてはいかがでしょうか。

2012年11月30日

貨物の個別搬出について

いつも弊社のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今週は、通関の川本が倉庫からの貨物の個別搬出について説明させて
頂きたいと思います。
 
 輸入者の皆様は、例えば100カートンの輸入許可がおりた場合、全量を一度に
引き取ると保管場所に困るため、全量のうちの10カートンだけを先に納品
して欲しい、と思われることはないでしょうか?保管場所(配送先)のスペースが
限られているお客様でしたら、そう考えられる輸入者様も多くおられるかと思います。

 ところが貿易の場合、輸入数量の一部を先にコンテナーヤードやCFS倉庫から
引き取ることは出来ません。複数のコンテナー(FCL貨物)を1件の申告で輸入する場合は、
希望のコンテナーを個別に引き取る事は可能です。ただし、FCL貨物であるコンテナーを
コンテナーヤードで開けて、貨物の一部を先に引取り、納品するという事や、混載便貨物を
CFS倉庫で数回に分けて引き取る事はできません。FCL貨物はコンテナーごと引取り、
混載便(LCL)貨物でも最初に搬入されたCFS倉庫から一度に引き取る事が原則です。

 貿易を頻繁にされているお客様でしたら、輸入数量と搬入先のスペースを計算されて
おられる事かと思いますが、なかなか計画が立てにくい輸入者様もおられることと思います。
弊社も所有しておりますような保税蔵置場でしたら、LCL、FCL貨物を問わず、
一度全量を搬入した後、仕分けや検品後、個別に納品先にお届けすることができます。

 貨物が港に到着したものの、個別搬出が出来ないことに加え、搬入スペースがない
という理由などでCFS倉庫に長期間搬入(フリータイムを超えた蔵置)しておくと、
保管料が加算されていきますので、一度、保税蔵置場に搬入する、というのも方法の
一つとして挙げられます(注1)。ただしデメリットとしては、CFS倉庫から直接
納品先に運送する場合とは異なり、一旦、保税蔵置場に運送し、搬出入作業が行われますので、
運送費用や搬出作業料等がかかってしまいます。

 基本的には、輸入数量のうち配送先にいつ、どれだけ配送、搬入できるのか、
という事や、配送先に一度に搬入できない輸入数量であれば、どのように納品するのかという
方法を事前に確認しておくことが重要です。

(注1)保税蔵置場でも、指定のフリータイムを超えると保管料が加算される場合もあります。
 LCL貨物…一つのコンテナーに複数の荷主様の貨物を集めて混載便として輸入される貨物
 FCL貨物…一つのコンテナーに一つの輸入者様が貨物を積んで輸入される貨物

2012年11月02日

"FOB"と"CFR"は、どちらが得なの?(2)





次に、「スケジュール」の面から・・・

"CFR"の場合、輸出者が、船会社と本船スケジュールを決定すると、
前回お話ししました。

となると、輸出者は、製造や仕入れを、自分たちの都合の良いように調整し、
それに合せて船積することになりかねず、
輸入者の希望は、二の次となることが、まず考えられます。

もちろん、契約の時点で、納期の打合せはしておられるでしょう。
ただ、残念ながら、海外の方々は、日本人ほど納期を厳密にとらえておりませんので、
自己の都合で、船積を遅らせることなど、へっちゃらなのです。
それも、事前の連絡も無しに・・・(苦笑)

また、"CFR"は、輸出者が本船運積を負担することも、
先にお話ししております。

そのため、前回の「お金」の面と密接に絡んで、
次のようなことも考えられます。

それは、輸入者が希望するような
輸出者の最寄港と、輸入者の最寄港を、ダイレクトに結び、
かつ、スケジュール遵守率の高い船会社の本船は、人気もあり、
運賃その他が、どうしても高額になりがち。

そのため、自身が運賃を負担する輸出者としては、
上記のような本船は避けることにし、
あちこちの港によって、スケジュールも遅れがちで、
それゆえに安い、船会社の本船を選ぶ。

そして、"CFR"での提示価格は、上記高い方の本船で設定しておき、
実際には、安い方の本船に船積みする・・・

そこで、上記のような各事態を防ぐため、
輸入者の側から、輸出者へ、
何月何日までに、輸入者の希望する港に着く本船に船積みしてもらうよう、
事前に、強く依頼しておく方法が考えられます。
(この場合、くれぐれも入港日で指定するよう、ご注意ください。
 船積日で指定すると、結局、遅い本船に積まれてしまいかねません。)

ただ、輸出者が、本船運賃を負担し、
船会社と本船スケジュールを決める"CFR"では、
上記主張は、どうしても弱くなりがちです。

そこで、"FOB"での契約を、改めて、考えてみましょう。
輸入者自身が、本船運賃を負担することで、
船会社と本船スケジュールを決められるようにし、
納期を、可能な限りコントロールできるようにするのです。

具体的には、輸入者の納期に間に合う本船に船積するよう、
船会社を通じて、輸出者に、働きかけてもらい、
早めにスケジュールを確定させることで、
製造などに優先的に取り組んでもらうよう仕掛けていく。

また、もし、それでも、輸出者の製造などが間に合わず、
事前に決めておいたスケジュールに遅れが生じるような場合があっても、
"FOB"であれば、船会社を通じて、いち早く、それを知ることができ、
納期を遅らせるなど、素早い対応が可能となるのです。


こうして、"FOB"と"CFR"の、どちらが得と、明確に決めるのは難しいのですが、
輸入に絞って言えば、上記説明してきましたように、
"FOB"の方が、少しメリットがあるように考えられます。

なお、"FOB"で、一点ご留意いただきたいのは、
輸出者だけでなく、船会社とも折衝しなければならないため、
その分、少し手間がかかってしまうこと・・・

以前読んだ、貿易取引の本に、

「輸入初心者の内は、"CFR"で貿易取引に慣れるようにし、
 時機を見て、"FOB"に切り替える。」

といった内容のことが書いてありました。
なかなかうまい表現だと思います。 

ちなみに、たまに、"FOB"での輸入でありながら、
船会社も本船スケジュールも、
輸出者に、全て任せてしまっている方がおられます。

これは、上記説明より、輸入者が本船運賃を負担しながら、
スケジュールをコントロールできないリスクを負うこととなり、
いろいろと問題が起こりかねませんので
くれぐれもご注意くださいませ。
2012年10月19日

台風による納期の影響

こんにちは。
通関士の橋本挙裕(たつひろ)です。

台風が発生すると、空模様が気になります。
申告書類の作成の傍ら、ネットの天気予報で
いつごろ接近?進路は?とチェックをしています。

普段、台風が来ると洪水や電車が止まるなどの
被害を受けることがありますが、
国際物流の世界も例外ではなく、外国から来る商品は
飛行機か船舶を使ってきますから当然影響はあります。

日本にやってくる台風のコースで、南の海上で発生したものが、
北上してきて沖縄から本州を縦断するパターンを天気予報で見かけますが、
その場合、海上輸送ですと、中国、台湾、東南アジア方面から
の船舶が港を出られない又はスピードを落とす為に
日本到着のスケジュールが大幅に遅れてしまうことがあります。

一方、日本のコンテナヤードでも台風に備え 
普段なら五段位に積まれているコンテナを
風で飛ばされないように三段位に低く積み替えたり
また、コンテナ固定用金具でコンテナ同士を固定する作業を行う為に、
通常のコンテナの受け渡しの業務は早い段階でストップします。

その為に、コンテナヤードへのコンテナの持込や
引き取りが出来なくなってしまうので、
特に引き取りの場合は、国内のお客様が納期に合わせて
商品を待っておられる場合があるので、
何とか回避してくれないかと願う事もあります。

しかし現実は、そうならないことが多々あるので
対策としましては、トラックの手配替えを行い、
コンテナヤードが閉まる前に引き取ってしまうことで
出来る限り御迷惑が掛らないように対応をしています。

これから秋台風の時期で台風の数も増え、
本来の通関の進行状況はいつも気になるのですが、
台風の進行状況も気になる季節になってきました。

2012年09月21日

"FOB"と"CFR"は、どちらが得なの?(1)

こんにちは、共和商会の林です。

今回は貿易の基本中の基本、"FOB"と"CFR"について、
改めて、お話ししようと思います。

まず、"FOB"と"CFR"とは何でしょうか?

これらは、海外と貿易取引する際の条件とその解釈に関して、
国際商業会議所が制定した、
国際規則インコタームズ11規則(2010年版)の内の2つです。
<参照:JETROホームページより>

上記各規則には、貿易における
売主(輸出者)と買主(輸入者)の義務について詳細に定められており、
海外と売買契約を結ぶ際、輸出者と輸入者の話し合いで
どの規則で取引するのか、事前に決めておくのが一般的です。

そして、"FOB"と"CFR"は、これら規則の中で、
最もよく目にする2つとなります。

では、"FOB"と"CFR"の一番大きな違いは何でしょうか?

それは、
FOB:「輸入者」が本船運賃を負担
CFR:「輸出者」が本船運賃を負担
となります。

そして、このことより、通常は、
FOB:「輸入者」が「船会社」と「本船スケジュール」を決定
CFR:「輸出者」が「船会社」と「本船スケジュール」を決定
することになると考えられます。
(但し、「本船スケジュール」については、
 製品在庫の有無や、製造予定など、
 輸出者によるところが大きいのが現実です。)

さて、"FOB"と"CFR"の概略が分かったところで、
この"FOB"と"CFR"、どちらを選べば、得なのでしょうか?

ここからは、海外から日本へ、製品を輸入する場合に話を絞り、
「お金」と「スケジュール」の2つの面から、話を進めて参ります。

まずは、「お金」の面から・・・

例えば、輸入取引で、海外から見積りをもらう場合、
"FOB"と"CFR"で、その金額はどうなるのでしょうか?

これは、上記説明より、当然ながら、
輸出者が本船運賃を負担する"CFR"の方が高くなります。

そして、その差は、本船運賃該当金額と考えられ、
その点では、得も損も無いように思えます。

ただ、事はそう単純ではありません。

なぜなら、
「海外の輸出者が、海外現地船会社に、
 現地から日本に向けて船積を依頼した場合の本船運賃」
「日本の輸入者が、日本で、船会社に、
 海外から日本に向けての船積を依頼した場合の本船運賃」
とが、同じ金額になるとは限らないからです。

その理由としては、
・船会社の競合状態の違い
・輸出者と輸入者、各々の船会社との力関係
 (例えば、いつも利用しているため特別料金適用など)
など、いろいろあります。

また、上記単なる"FOB"と"CFR"の差額のほかに、
注意しなければならないのが、
"FOB"であれ、"CFR"であれ、輸入者は、本船運賃とはまた別に、
日本側で、船会社に支払わねばならない費用が存在することです。

具体的には、
・FAF(燃料調整費)
・YAS(為替調整費)
・THC(日本港でのコンテナ移動費用)
などとなり、これらは、輸出者の提示する見積りに記載されることは、
まず、ありません。

そして、上記日本側で船会社に支払う費用は、
"FOB"の場合は、先の説明通り、輸入者が船会社を決めるため、
事前に把握することが可能なのですが、
"CFR"の場合は、輸出者が船会社を決めるため、
輸出者へ、改めて、確認しなければ分かりません。

ですので、"FOB"と"CFR"のどちらが得なのかについては、
・輸出者の提示する見積り金額
・輸入者が把握できる本船運賃
・輸入者が日本の船会社へ支払う費用
を、全て確認し、トータルで判断しないと分からない
ということになります。

ここで、改めて、"CFR"での日本への輸入について考えてみましょう。

海外の輸出者に、日本側輸入者が、上記に従い、
日本で、船会社に支払うこととなる費用を、事前に問合せしても、
正確な回答がもらえるかどうか、少し不安なところがあります。

そこで、同じ取引を"FOB"で考えると、
輸入者は、本船運賃を負担することになるものの、
日本での船会社への支払い費用全額は、事前に明確となります。

となると、あとは、輸出者の提示する"CFR"と"FOB"の差額を合せて
トータルで検討すれば、よいことになります。

こう考えてくると、"FOB"に、少しですが、
メリットがある、と言えるかと思います。




2012年09月07日

海上コンテナの返却

こんにちは。
通関士の橋本挙裕(たつひろ)です

私は普段通関の仕事の他に、コンテナで輸入されてきた商品を、
お客様の所へお届けする為にトラックの手配にも関わっていますが、
コンテナから商品を出し終わりコンテナヤードへコンテナを返却しにいったところ、
「水洗い料金が掛ります」又は「修理が必要です」
と言われることがあります。


基本的にコンテナは船会社から借りている物であり、
商品を出し終えたら借りた時と同じ状態で、
返却するのがルールであるため、
コンテナヤードのゲートでは扉を開けて床が汚れていないか、
又はコンテナの中へ入り扉を完全に閉め、光が差さないかで
穴などの損傷がないか等チェックをし、
問題があれば、原状復帰する為の費用が発生することになります。


汚れの原因としては、コンテナ出しの作業の際、
床にフォークリフトのタイヤの痕が付いてしまうことがありますので、
その場合は、べニヤ板等を敷くなどの対応で作業をします。
また損傷についても、フォークリフトの操作ミスで
コンテナに穴を開けてしまうという可能性もあるので、
充分注意をして作業をします。


しかし、汚れや損傷というのは輸入地に到着してから
付いたものばかりかというと、そういうわけでもなく
到着した時にはすでに汚れ等が付いている場合があります。
これは輸出者様側での作業の際についた可能性もありますが、
もうひとつ考えられる理由で、輸出者様側が、
空コンテナを引き取った時点で、すでに汚れや損傷がある場合です。
もちろん、これは船会社の責任になりますが、
そのまま輸入地に到着しコンテナから商品を出し終え
返却に行けば当然ゲートで洗浄料等を請求される可能性があります。

そういう場合、輸入地の船会社に対して、作業で付いたものではないことや、
あるいは商品の種類、形状から見ても考えられない汚れであることを
コンテナの写真を見せるなどし事情を説明します。
万一、納得してもらえない場合費用を払わなければ、
返却出来ないことになります。

解決策としましては、輸出者様側の方で空コンテナを引き取ってきたときに、
中身を確認し、汚れ、損傷があれば、きれいなコンテナと交換して頂き、
出来なければ、輸出者様側の船会社から輸入者様側の船会社に
事前にコンテナの状態を連絡して頂くことが未然に防ぐ手段となります。

2012年01月13日

輸入貨物の引き取り

今週は林田が担当致します。

輸入をされているお客様は予め納期を設定されている方がほとんどだと思います。

私共はその納期に合わせて、輸入申告を行い、貨物の引き取りの手続きなどを行っております。

貨物を倉庫から引き取る手続きですが、具体的には以下の通りになっています。


貨物を引き取るまでに必要な手続きは、
輸入許可書とデリバリーオーダー(以下D/O)と呼ばれる書類を
倉庫やヤードに差し入れなくてはいけません(対査と呼ばれています)。

このD/Oは船会社が貨物の引き渡しを、倉庫やヤードのオペレーターに指示する書類であり、
船会社代理店にB/Lを差し入れて、運賃等を支払えば、入手することができます。

近年では、手続き簡素化ため、運賃支払いは銀行振り込みで対応しているところもあります。

また、対査の際に必要なD/Oを発行する代わりに
D/O IDナンバーと呼ばれる番号を発行するところもあります。(D/Oレス)

これは、オンラインのパソコンで倉庫やヤードにこのIDナンバー、
コンテナ番号や、搬出先などを引取り前に通知することで、
D/Oを倉庫に持っていく必要をなくすことができます。

(「貨物を引取るための手続きとは http://www.rubiconem.com/blog/cat9/000147.html」も御覧ください)


上記のことを踏まえ、常々貨物引き取りの手配をしておりますが、
先日私が経験したことで、ちょっとしたミスにより慌ててしまう結果となりました。

お客様の貨物の納期は、明日貨物を倉庫から引き取り、その次の日に納品することになっていました。

B/Lの到着が遅れたため、明日、D/Oを入手しそのまま対査を済ませ貨物を倉庫から引き取る予定でした。
すべてが予定通りに進み、私は安心しておりました。

しかしこのD/Oを入手するため船会社代理店にB/Lを差し入れようと、
船会社代理店を調べると所在地が横浜となっておりました。

私は船会社代理店は大阪にあるものだと勘違いしておりました。

船会社代理店が横浜ですので、B/Lを郵送する分時間がかかってしまい、
予定通りに貨物を引き取れないかもしれません。

私は慌てて船会社代理店に電話をしたところ、運賃等の支払いは銀行振り込みで対応しておりましたし、
D/OもD/Oレスでしたので、
「B/Lさえ、明日午前中に到着すれば、予定通り午後には貨物が引き取れる」とのことでした。

明日午前に横浜に到着させるために、すぐに郵便局へ走り、なんとか間に合うことができました。

もう少し気付くのが遅ければ予定通りに貨物を引き取ることができず、
お客様にご迷惑をかけてしまうところでした。

今考えるだけで冷や汗が出る思いです。
今後は同じ失敗をしないように気をつけていきたいと思います。


2011年08月19日

貨物到着案内(Arrival Notice=アライバルノーティス)について

こんにちは。

通関士の橋本挙裕(たつひろ)です。


輸入業務に携わりますと、貨物到着案内(Arrival Notice=アライバルノーティス)
という書類が頻繁に登場しますが、貨物の情報を掴む書類として
必要になりますから、お伝えさせていただきます。

これは、簡単にいいますと、貨物が港に到着することを通知する書類であり、
貨物が港に到着する1日から2日ほど前に、
船会社から、船荷証券(Bill Of Lading)の荷受人と通知先に記載されている相手に
通知されます。
荷受人と通知先が同じ場合は、船荷証券(Bill Of Lading)の通知先に
”same as consignee" と記載します。
荷受人と通知先が異なる場合は、通知先に相手の会社名、fax番号を記載しておきます。 

Arrival Noticeに記載されている内容は、
本船名、入港日、到着岸壁及び搬入倉庫等となります。
また、運賃や港、倉庫での貨物取扱費用も記載されていて請求書も兼ねています。
よって、Arrival Noticeには、貨物到着案内と請求額案内の2つの意味があります。

また、通関士の立場から見ると、Arrival Noticeは、
運賃が課税価格に算入するものであるため、通関書類としても必要です。

さらに通関に際して、Arrival Noticeの本船名、個数、重量等の情報が
コンピューター上へ反映されるのですが、
稀にその情報が誤っている場合があるので、
PACKING LIST,船荷証券(Bill Of Lading)等と照合し
内容を確認することが、正しい申告のためにも大事です。

Arrival Noticeを入手し、輸入通関から貨物引き取りまでのスケジュールを立てますが、
記載されている入港日はあくまで予定なので、
気象条件や本船のエンジントラブル等で
入港日が1日、2日遅れることは多々あります。

又、Arrival Noticeが届いていないので、本船の入港がまだであると思っていた所、
実はすでに本船が入港していたなんて事もあり、
あわてて対応しなければならないこともありました。

そうしたことも踏まえ、Arrival Noticeの情報だけにとらわれず、
実際は船会社へ直接問い合わせるなどし、正しい情報を掴むことが、
よりスムーズに、貨物を引き取る為には大事です。

2011年08月12日

貨物を引取るための手続きとは

いつも弊社のブログをご覧頂きありがとうございます。

今週は通関の川本が書かせていただきます。

海外から商品を輸入するためには、

税関に輸入申告を行い、許可になってから、国内に引取ることが、出来るのですが、

許可されて即座に商品を引取れるわけではありません。

 

商品を引取るまでに必要な手続きは、

輸入許可書とデリバリーオーダー(以下D/O)と呼ばれる書類を

倉庫やヤードに差し入れなくてはいけません(対査と呼ばれています)。

このD/Oは、基本的にはまず船会社代理店にB/Lを差し入れて、

運賃等を支払えば、入手することができます。

 

しかし、近年では、手続き簡素化のため、

本来、対査の際に必要なこのD/Oを発行せず、

代わりにD/O IDナンバーと呼ばれる番号が発行されるようになってきました。(D/Oレス)

このようなケースの場合、対査時にはD/Oは必要がなく、

オンラインのパソコンで倉庫やヤードにこのIDナンバー、

その他には、コンテナ番号や、搬出先などを引取り前に通知することで、
D/Oを倉庫に持っていく必要がなくなるのです。

D/Oが必要ないケースでは、許可書もFAXで対査を受付している倉庫やヤードが増えてきました。
運賃に関しても、船会社代理店に支払いにいかなくても、銀行振込で対応しているところもあります。

振込明細を、その船会社代理店にFAXすれば、対査に必要な書類をまたFAXでもらえたり、
場合によっては、直接倉庫やヤードに運賃支払完了の連絡がいき、D/Oを差し入れすることなく、
貨物を引取れるように対応している所もあります。
 
貨物引取りのための一般的な対査では、

特に、船が入港し、コンテナが一斉に搬入された後では、
多くの業者の書類で対査完了まで時間がかかっていたのですが、

この簡素化のために、引取りまでの手続きが、省略されてきているのを個人的に実感しています。

ただ、簡素化の方向に進みつつも完全ではありません。

許可が朝に下りていても、コンテナを引取れるのは

昼や夕方からになってしまうことも多々見られます。

納品お急ぎの場合や、引取りに時間がかかりそうな場合は、

少しでも早くスムーズに貨物を引き取れるように努力をさせていただいております。

2011年08月05日

輸入貨物の配送

今週は林田が担当致します。


ショッピングを終えて、車で商品を持ち帰る際に、思ったよりも商品が大きくて、
積み込むのに苦労したご経験はないでしょうか?

私も先日デパートにてカーペットを購入しましたが、
そのカーペットは筒のように巻かれて販売されていたため、
その形状のまま車に積もうと思っていたのですが、長くてトランクに入りませんでした。

そこで梱包を外し、カーペットを折りたたんでみると無事トランクに積むことができました。

このように容積で考えると積み込みが可能ですが、形状が違うだけで積めないこともあります。


そのようなことは輸入貨物をトラックで運ぶ際にも起こりえます。

例えばパレット貨物の場合です。
通常日本で製造されるパレットは1,100×1,100mmと規格化されております。
大きめの4tトラックの幅が2,200mmありますので、2列に並べることができます。

しかしながら、外国のパレットのサイズは様々で、例えば、1,165mm×1,165mmのものもあり、
4tトラックでは2列に並べることができません。

1列ですべて積むことができる数量なら問題はありませんが、
それ以上の数となりますとすべての貨物が積むことができません。
パレットのサイズが少し大きくなってしまうだけで、物流の効率が悪くなってしまうのです。

このように、より効率的に貨物を運ぶことを考えると、
事前にそのサイズに気を付けておかなければなりません。

事前にパレットのサイズに注意していなければ、、
貨物の積み込み作業中にパレット貨物をすべてトラックに積み込めない事態が発生するかもしれません。

もしそうなってしまいますと、貨物をパレットから降ろし直積みをすることが考えられます。
しかし貨物の安全性や荷降ろし作業の効率を考えると、パレットのままのほうが、好ましいです。


こういった状況を避けるために、
予めパレットの大きさの確認やどのパレットにのせて欲しいかの要望を輸出者様へされておくと、よいのかもしれません。


貨物を運ぶ際に、ついトータルの容積だけで考えてしまいがちですが、貨物の1つ1つのサイズや形状を事前に把握することが、
重要になっています。

 

2011年07月01日

輸入コンテナのフリータイム切れ保管料

こんにちは。

通関士の橋本挙裕(たつひろ)です。

今回は、お客様のご負担になってしまう
輸入コンテナの保管料についてお伝えします。
 

まず、フリータイムとは船が外国から到着後、港のコンテナターミナルにコンテナが搬入されると
ドライ・コンテナ(普通貨物)で通常5日から6日引き取りが猶予される
無料保管期間のことです。
リーファーコンテナ(冷凍貨物)のような特殊なものは3日ほどで、短くなっています。
この間に、税関の手続き、船会社の手続き等を終わらせ貨物を引き取れば、
保管料はかかりません。

しかし、納期の日程が決まらない等でフリータイムが過ぎてしまい
やむなく保管料を支払わなければならない場合があります。


実際の料金としましては、フリータイム超過後に発生する20フィートのドライ・コンテナで
船会社によって多少違いはありますが、
 
 1日目から4日目以内にコンテナを引き取る場合 : 3,000円/日
 5日目から10日目以内にコンテナを引き取る場合 : 6,000円/日
 11日目以降にコンテナを引き取る場合 : 12,000円/日

というように超過期間が長くなればなるほど、

保管料が値上がりし高額になりますので、十分に注意していただきたいです。

リーファーコンテナの場合は、電源につないで置かなければならない等で、
1日当たりの料金がドライ・コンテナの3倍になり、更に高額になります。

保管料が掛らない為にも船積みスケジュールと荷受けのスケジュールのバランスを
うまく調整して、フリータイム内に荷受けができる体制が大事です。


ちなみに、フリータイムは輸出国側で申請されますと、

国によっては、延長できる場合もありますので、

船会社へ確認されるのも一つの方法かと思います。

2011年04月28日

輸入貨物(海上)の引き取り

こんにちは。

通関士の橋本挙裕(たつひろ)です。

外国から到着した貨物は、国内の貨物とは全く性質が異なることから
手元に届くまでにはさまざまな手続きがあります。
手間暇もさることながら、その手続きのどれか一つが欠けても
手元に貨物が届かないリスクがありますので、
具体的にはどういうものがあるか説明したいと思います。

1.税関の手続き
 税関へ輸入貨物に係る書類を提出し、輸入許可を受けなければなりません。
 審査はさまざまあり、書類の審査だけで終わる場合もあれば、
 貨物を倉庫から税関へ運び、書類内容と一致しているか確認をすることもあります。
 また、X線を使った検査では箱を開けなくても中身が確認できるため、
 申告貨物以外のものが入っていないか検査し、問題なければ、
 関税、消費税を納付し、ようやく輸入許可をもらえます。
 許可を受けないと貨物が引き取れないところは、国内貨物の引き取りと
 大きく違う部分であり、一番重要になりますので常に正しい申告が必要です。
 
1.船会社の手続き
 まず、輸出国側で船積みが終わると,B/L(BILL OF LADING:船荷証券)というものが発行され
 輸入国側へ送られてきます。
 B/Lが到着すると諸費用(運賃、倉庫の作業料、書類の発行料等)と一緒に
 船会社へ提出し、D/O(DELIVERY ORDER:荷渡し指図書)というものと交換します。
 そのD/Oと輸入許可書をセットにして倉庫に提出すれば貨物を引き取ることができます。
 この一連の流れも船会社によって違いがあり、B/L及び諸費用の差し入れ、D/Oの交換
 倉庫の搬出手続きが一か所で済む場合と、逆にそれぞれの手続きの場所がすべて違う
 場合もあり時間的な差もでてくるので計画立てて動くことが必要です。

1.倉庫の手続き
 外国から来た貨物を引き取る時は「いついつ引き取ります」と
 事前に倉庫へ伝えなければなりません。
 伝えていないと貨物を引き取れない可能性もでてくるので注意が必要です。
 その方法は、電子メールでできる所は、受付を返信メールで確認できるので安心なのですが、
 その昔はFAXだけだったので、こちら側が送ったつもりでいても
 相手側にとどいていない可能性もあったため
 FAXした後に電話で確認する作業がいり、手間がかかっていました。

1.運送業者の手続き
 輸入貨物がコンテナ船で入港した場合、コンテナ(港で見かける大きな箱状のもの)
 のまま引き取る場合と、他のお客様の貨物と一緒に入ってる場合は、中身を出してから
 の引き取りの二通りがあります。
 手続きとしては、コンテナのまま状態での引き取りの場合は、
 輸送の依頼書にコンテナのサイズ、行き先、到着日など必要事項を記載して運送業者さんへ依頼します。
 依頼書を書くとき、どの部分も重要ですが、
 例えば、コンテナサイズは長さが20フィートと40フィートがあり、
 サイズに合ったシャーシ(荷台)をトラックが引っ張り港に引き取りにいきます。
 そこで誤ったサイズを伝えてしまうと、コンテナが積めなくなり
 再度サイズにあったシャーシに付け替えなければならないといけないため、時間のロスにつながり、
 お客様、運送業者さんに迷惑をお掛けするので、十分に気をつけなければなりません。

以上のように外国から届いた貨物を引き取るには、多くの手続きを
クリアーにしなければならないので、確実に貨物が引き取れるように、
まず何からこなしていけば良いか優先順位をつけ、また、自分がした手配等の確認は必ず行い、
常に正確な手続きができるように心がけています。

 

 

2010年12月24日

フリータイムを上手に利用しましょう!

こんにちは、共和商会の林です。
本年最後のブログは、私が担当させていただきます。

今回は「フリータイム」についてお話し致します。

「フリータイム」とは、輸入されてきた貨物を、
コンテナ貨物であれば、コンテナのまま、港のコンテナヤードに、
混載貨物であれば、コンテナから出した後、港にある特定の倉庫に、
無償で保管してもらえる期間で、5日間程度が一般的です。
(冷凍コンテナーなど特殊なものは、3日間程度と、
 より短くなっております。)

どうして、こうした制度が設けられているのかといいますと、
次のような理由が考えられます。

まず、コンテナーの場合、その所有者である船会社は、
(所有ではなくリースしている場合もありますが。)
その中に、輸出者の製品を入れてあげて、海外の目的地まで運び、
輸入者に中身の製品を引き取ってもらい、
空になったコンテナーを返してもらうことで、商売をしています。

ここで、港に、無償で、輸入コンテナーを置いたままに出来るとなると、
コンテナーを倉庫代わりにする人が出てきて、空のコンテナーが足らなくなり、
船会社の商売に支障が出る恐れがあります。

次に、混載便の場合も、上と同じ理屈で、
港の倉庫に、無償で、輸入貨物をいつまでも置いておけるとなれば、
自分で倉庫を所有したり、借りたりせずに、製品が必要となるまで、
港の倉庫に預かってもらおうとする人が出てきて、
倉庫会社は、スペースがいくらあっても足りなくなるかもしれません。

そこで、輸入されてきた貨物が、
輸入申告など一連の輸入手続きを完了するのに
必要十分と思われる期間を「フリータイム」として設定し、
それを超える場合は、保管料を徴収するようにしているようです。

「スタッフブログ」(保税蔵置場とは)も御覧ください>> 


さて、ここからが、今回のテーマの本題となります。

この「フリータイム」、実は延長が認められる場合があり、
それをうまく利用すれば、納期がコントロールしやすくなるのです。

以前、私共のブログ「納期の設定に注意しましょう!」の中で、
「船は、ちょっとした天候の変化などで、遅れが生じてしまう」
といったお話をさせていただきました。

そこで、こうしたことへの対応策の一つとして、
船会社に、フリータイム延長をしてもらった上で、
納期に少し余裕を持って目的港に着く船に貨物を積み、
入港後、港や港の倉庫で、それを少しの間保管してもらい、
納期に合わせて引き取るようにすればよいのです。

但し、残念ながら、フリータイムの延長は、
いつでも可能というわけではありません。

まず、先に書きました通り、
船会社にとって、コンテナーは大事な商売道具ですので、
コンテナーの数に余裕が無い時は、延長を認めてくれません。

次に、フリータイム延長は、一般的に、輸出者により、
船の出港前、あるいは、少なくとも船が目的港に着くまでに、
申請しておかねばなりません。
船の入港後に、輸入者の都合で、船会社に延長を依頼しても
認めてはもらえないのです。

上記の点に注意し、フリータイムの延長が可能となれば、
納品日の幅を広げることができ、納期の設定が、少しは楽になるかと思います。
機会がありましたら、お試しください。

「事例紹介」(船積を全面的に任せ、納品を上手くコントロール!)も御覧ください>> 


それでは、懲りずに、今年最後の「なぞかけ」を。

「フリータイムを利用した納期設定」とかけまして
「新しい企画を考えた動物園」と解く。

その心は・・・

エンチョウ(延長・園長)OKなら、上手くいくでしょう!?


<追記>

皆さま、今年一年、本当にありがとうございました。

このブログは、来週・再来週とお休みさせていただき、
新年は、1/14よりスタートいたします。
来年も、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

どうぞ、良い年をお迎えくださいませ。

 

2010年11月19日

輸入製品の納品を<少しだけ>早くする方法

こんにちは、共和商会の林です。

納期が迫っているのに、海外メーカーでの製造が遅れており、
ギリギリのスケジュールでの船積になりそう・・・

そんな時に、輸入製品の納品を<少しだけ>早くする方法について、
今回はお話ししたいと思います。

いずれの方法も、お金と手間がかかることにはなりますが、
いざという時のため、参考までに御覧ください。

(1)航空便に切り替える
  当たり前のことですが、納品は、断然早くなります。
  但し、お金がすごくかかります。
  ですので、本当に急ぐ製品だけを先に運んで、
  残りは、船便で積むようにすればよいでしょう。
  なお、数十キロ程度のものであれば、
  料金は、船便と大きく変わらないようです。
  
(2)ホットデリバリーサービスを利用する
  HOT DELIVERY SERVICE(HDS)とは、船が目的港に入港後、
  通常、コンテナであれば翌日以降、混載便であれば3日程度かかる
  貨物の引取りが、最速で可能となる有料サービスのことです。
  (もちろん、貨物引取りは輸入許可が下りてからとなります。)
  なお、このサービスは、必ず船積前に申し込んでおかねばなりません。
  また、残念ながら、全ての航路で用意されているサービスではありません。

(3)フェリー船を利用する
  旅客が載るフェリー船は、貨物だけを積んで運ぶコンテナ船と比較して、
  運航スケジュールが守られやすく、貨物の積み下ろしも素早いのが特徴です。
  但し、料金は、コンテナ船より割高となります。
  なお、フェリー船で、上記(2)HDSを利用すると、
  混載便であっても、入港日当日の貨物引取りが可能となることもあります。
  
(4)混載貨物を、あえてコンテナ貨物にしてしまう
  混載貨物は、複数の輸入者の貨物を一つのコンテナにまとめて一緒に運ぶため、
  貨物を引取れるのは、船が港に着いた後、コンテナを専用の倉庫まで運び、
  中身を全て出して、仕分けしてからとなり、入港後3日程度かかります。
  この時間ロスを省くため、貨物がある程度の量であれば、
  少々割高となっても、あえてコンテナ1本借り切って、船積みするのです。
  但し、この方法は、日本での納品がコンテナのままで対応できないと、
  結局、どこかで、コンテナの中身を出して、
  トラックに積み替えるなどの作業が必要となり、
  メリットが少なくなってしまいます。
  
(5)貨物を揚げる港を変えてしまう
  船を選ぶ際に、製品を納品する場所の最寄港に着く船ではなく、
  最も早く日本のいずれかの港に着く船を選び、  
  そこで、貨物を揚げてしまい、輸入通関してから、
  トラックなどを利用して、最短での納期を目指す方法です。
  日本国内での運送費を、いかに抑えるかがポイントになるでしょう。  


以上、思いつくままに挙げてみました。

これら以外にも、納品を早くする方法は、いろいろ考えられると思いますので、
また機会があれば、このブログに書いていきます。


それでは、懲りずに、いつもの「謎かけ」を・・・

「船積で納品を早くする方法」とかけまして「収穫前で忙しいイチゴ農家」と解く。

その心は・・・

つむ(積む・摘む)前の準備がいろいろ大変なんです!?

 

「プロのアドバイス」(航海日数に注意!)も御覧ください>>

「プロのアドバイス」(航海日数以外にも注意!)も御覧ください>>

「プロのアドバイス」(どこの港で揚げるか?)も御覧ください>>

「よくある質問」(輸入貨物は、船が入港してから何日後に受け取れるのでしょうか?)も御覧ください>>

 

2010年08月12日

納期の設定に注意しましょう!

こんにちは、共和商会の林です。

またまた登場です。
弊社スタッフ達が、良いネタをたくさん思いつくまで
がんばって時間稼ぎしてます!?

さて、今回のテーマは「納期の設定に注意しましょう!」です。

まず、最初に申し上げたいのは、
我々日本人ほど納期に厳しい人種はいない!ということ。
国際物流の仕事に関わっておりますと、つくづくそう感じます。
逆に言いますと、日本以外の国の方々は、
納期について、かなりアバウトと思われます。

例えば、納期に充分余裕をみて、
外国のメーカーさんや商社さんに商品を発注、
船積も先方にお任せしたような場合・・・

その後、先方からなかなか連絡がこず、
そろそろ船が出ないと間に合わないのではと、
念のため、確認してみると、
「まだ商品が出来てません!必要な部品が揃ってないんです!」
などと、日本では考えられない回答が返ってきたりするようです(苦笑)

ですので、船便での輸入を考えておられる方は、
自身の考える納期に間に合わせるために、
まず、輸出者へ、商品の荷揃い時期をしっかり確認。

次に、○月×日に現地の港を出て、
□月△日に自身の希望する港に着く☆☆という名前の船に
商品を積んでほしいといった、
細かい依頼とそれに伴う手配をすべきでしょう。

なお、上記対策を取っていても、
船は、ちょっとした天候の変化などで、
遅れが生じてしまうものなのです。

それも計算に入れ、ギリギリの納期は設定しないようにし、
ある程度余裕を持つよう心がけて下さい。


それでは、恒例?の「なぞかけ」を。

"厳しい納期"とかけまして"夏休み前にした子供との約束"と解く。

その心は・・・

どちらも、残念ながら、守られる保証はありません?!

 

「プロのアドバイス」(貨物を積む船は誰が選ぶの?)も御覧ください>>

 

2010年07月29日

EBSに気を付けて!

こんにちは!共和商会の林です。

スタッフブログ初登場となります。

このブログでは、弊社スタッフが国際物流に関わる中で
実体験で得たいろいろなネタを
皆様のお役に立てるよう、お伝えしていこうと考えております。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

さて、本日のテーマは、
"EBS"="EMERGENCY BUNKER SURCHARGE"
一般には緊急燃料割増金などと訳されているものです。

これは、輸入貨物が船に積まれてくる際に、
昔に比べて、燃料代が値上りしたという理由で、
運賃とは別に、船会社が請求してくるもので、
これを支払わないと、貨物が引き取れないのです。

ただ、この"EBS"、もともと燃料割増金
"FAF"="FUEL ADJUSTMENT FACTOR"
というものが先にあり、
その後の原油高騰により、さらに追加されたものでして、
少し不透明なところがあります。

具体的には、航路や船会社によって、
かかったり・かからなかったり、
また、価格が急に大きく変動したり・・・

先日も、お客様からいただいた書類を確認しておりますと、
"EBS"の欄に明らかに過大請求と思われる金額が!

すぐに船会社へ連絡を入れ、確認を要請、
片方で、お客様から輸出者さんへも、
海外現地船会社へ確認を取ってもらうことで、
結果的には、減額されることとなりました。

ちなみに、上記過大請求の理由は「単なる勘違い」なんだとか・・・
これって、もし気付かずにそのまま支払っていたとしたら???

車に使うガソリンの価格であれば、
皆さん、よく注意しておられると思いますが、
船や飛行機に使用される燃料油の価格にも
よく気を付けておいてくださいね。

最後に、いま流行りの「なぞかけ」を一つ。

"EBS"とかけて"肌が気になるお年頃"と解く。

その心は・・・

どちらもオイル(OIL・老いる)が気になるでしょう!?