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輸出に関することの記事

2010年10月23日

輸出貨物におけるシッピングマークの重要性

今週は林田が担当します。よろしくお願い致します。

今回は「シッピングマーク」についてお話したいと思います。


「シッピングマーク」とはカートンや梱包などに表記されているもので、
特に決まった記入の様式やフォームなどはありませんが、
貨物の番号、仕向け地、原産地などが記載されています。

なぜそのような記載をするかというと、他の貨物との混同を避けるために必要になってきます。

コンテナ貨物につきましては
他の貨物と混同する可能性が低いため、必ずしも必要という訳ではありませんが、
混載貨物の場合ですと、一本のコンテナーの中に宛先の違う多数の貨物が混在するので、
必要になってきます。

ですから、CFS(混載貨物をコンテナ詰めするところ)ではマークの確認が必ずあります。
仮に、マークの有無を問わずに、荷受してしまうと、見た目の同じような貨物があった場合、
混同を避けることが難しくなりますので、CFSではマークの記載を必ず依頼しております。


また、以前に担当していた輸出貨物の混載便で、CFSに入った輸出貨物に貼付されているマークと
輸出書類に記載されているマークが異なっていたことがありました。

輸出通関を行うには、書類のマークと現物のマークが一致しないといけません。

輸出者様にその旨をお伝えし、判断を仰ぎました。
結果、書類のマークに現物のマークを合わせる事となり、
輸出者様の同意の元、倉庫に正しいマークを貼りに行きました。

このようにシッピングマークは、非常に重要な要素です。
私も貨物が入庫された際、まずシッピングマークを確認するようにしています。


大まかではありますが、ご説明させて頂きました。
皆様のお役に立てるように日々精進していきます。

 

 ● 「プロのアドバイス」(シッピングマークを忘れずに!)も御覧ください>>

 ● 「プロのアドバイス」(書類と現物は必ず一致させること!)も御覧ください>>

 

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