初めまして、橋本挙裕と申します。
(名前は"たつひろ"と読みますが、今まで正しく読まれたことがありません・・・)
宜しくお願い致します。
さて、今回は、通関士の仕事について、私なりに説明したいと思います。
一般的に、通関士の仕事とは、メーカーさんや商社さん等が、海外との貿易で、物を輸出入する際に、必要な書類を、代理で作成し、税関へ対して申告し、審査及び検査を受け、許可をいただく手続き、ということになります。
ただ、私の実際の日常業務は、書類の作成だけではなく、船会社に支払う運賃等の準備、お客様との貨物納品の打ち合わせ、運送トラックの手配ほか様々です。
輸入の場合は、納付する税金の計算も仕事の一つで、お金に関わる部分なので、特に気を使うところであります。
また、ずっと机の前に座っているわけでもありません。
書類を船会社や港の倉庫へ届けるために、車で走り回ったり、税関検査のため、倉庫から税関さんへ重い貨物を運んだり、と汗をかくこともあるのです。
以前、私は、税関検査の立会いで、真夏に、コンテナー(テレビのシーンでよく見かける港に積まれている大きな箱状のもの)の中から、何百台もの自転車を出す作業をしたことがあり、コンテナーの奥の方まできたときに、酸欠状態になってしまいました。通関士は、意外と体力もいる仕事かもしれません。
あと、輸出入される貨物は様々であり、自分がよく知らないものや特殊なものも出てきます。
そういう場合は、事前に、お客様からどんな製品か教えていただいたり、資料やインターネットで調べることにも多くの時間を費やすことになります。
そして、製品を確定し、申告をするのですが、時には、税関さんから思いもよらない質問があり、対応に困ってしまうこともあります。その後、お客様の協力を得て、関係各所より必要な情報を集め、
改めて、税関さんへ説明し、ようやく許可が下りることに・・・
このように、手間がかかりながら、いただく許可というのは格別のものがあります。
こういうところが、通関士として「やりがい」かもしれません。
以上、私の普段の様子を、駆け足で書かせていただきました。
通関士について、あまり御存じない方も多いでしょうから、これからも皆さまに、私の経験も踏まえて、分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
次回の橋本ブログは、2回目としまして、通関士の資格試験についてお伝えいたします。
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是非一度、お試しください。