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2019年6月

2019年06月21日

物流クライシスと国際物流 その参

メインポートでのコンテナヤードの混雑について、書かせて頂きましたが、
なぜ、これほどまでに激しい混雑が恒常的に発生するようになったのでしょうか?

当然輸出入におけるコンテナ数量が増加したことによりますが、
一つには、本船の大型化が挙げられます。
コンテナ船の積載数を表すTEUという単位があります。
これは、20FEETのコンテナが何本載るかという値です。

メインポートに入港してくる本船はかなり幅があり、
1000TEU?12000TEUくらいでしょうか?
12000TEUが最大というのは、航路による影響もあると思います。
技術的には大型化できても、現実には制限が生じます。
実際の運航では、航路や港の深水が影響しますし、
欧州へ通り道であるスエズ運河、アメリカ東海岸へ抜けるパナマ運河を
通行できる大きさに限度があるからです。

それでも最近では、20000TEUを超える新造船が発表されております。
今後も世界の経済成長と共に、グローバルな物流量はまだまだ増えると
見通しているということと、
物流効率を考える上で、コンテナ1個当たりの輸送コストを抑えようとすると、
1回に運べるコンテナの量を増やすこととなります。
メインポートまで超大型船で運び、そこの港をハブとして、そこから
陸送および海路で運ぶことができます。

このように本船の大型化により、港での一船当たりの作業時間が伸びますし、
大型船の扱えるコンテナヤードの混雑が激しくなります。
コンテナ船を荷役するには、ガントリークレーンといわれる、キリンの首のよう
クレーンで作業を行います。
大型船になりますと、船幅も長くなりますので、その分、キリンさんの首も
長い設備が必要となるので、どこのヤードでも扱えるという訳ではないのです。

本船荷役の時間が長引くということは、港の混雑も激しく、
沖待ちの待機時間が長くなり、各港に寄港するスケジュールが遅れやすくなります。

一方で、港での荷役作業のハード面は、現実的には、
急にコンテナヤードやゲートであったり、待機場所であったりを、拡張することは、
物理的には容易ではないので、どうしても既存の設備では対応しきれず、
慢性的な混雑につながっていると言えます。

混雑解消の一助として、ゲートの状況をWEBカメラで案内したり、ゲートオープンの時間を
延長したりと、取り組みが見られます。

港は国内物流と国際物流を結ぶハブになりますので、
ここでのボトルネックが、経済に及ぼす影響が大きいと考えます。

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2019年06月07日

物流クライシスと国際物流 その弐

我々の国際物流においても、いわゆる物流クライシスの影響は避けることはできません。
実際、国際物流といえども、国内物流と密接に関わっており、
港や空港と国内各地との国内物流は、必ず発生するからです。
それだけではなく、海上コンテナを運ぶドレージにおていも、
物流クライシスといえる状況です。
特に東京などメインポートでは、顕著に現れています。

トラック運転手さんと同じく、ドレージ運転手さんの不足が挙げられます。
運転免許もけん引の資格が必要となるので、特殊な免許ですし、
『高齢化』、『なり手が少ない』など、いわるゆ人手不足業種です。
そして、非常に輸送効率が悪い点も問題と言えます。

今回は、海上コンテナ輸送の現状についてです。
海上コンテナは通常の国内輸送と大きく異なる点があります。
それは、国内輸送の基本的な考え方が片道なのに対し、
海上コンテナ輸送は港?納品先?港の往復輸送となる点です。
この為、1件に対する拘束時間と距離が長くなることになります。

簡単な流れとして、
1 海上コンテナを引き取りに港のコンテナヤードに並ぶ
2 コンテナの引き取り
3 納品先さまへ配送
4 納品先さまでの、貨物の積み込み or 積み下ろし
5 コンテナを港のコンテナヤードへ移送
6 コンテナヤードへの搬入
となります。

この中で、時間を労するのが、意外にも1と6となります。
客先様での作業は、荷姿にもより変動します。
配送については、通常のトラック配送でも同じことなのですが、
距離や道路状況に影響します。
(渋滞がないに越したことはないのですが。。。)

港のコンテナヤードでの搬出入にかかる時間は、
メインポートでは、各2?3時間は当たり前という状況です。
となりますと、単純に
搬出入だけで約5時間+往復の配送時間+貨物の積み下ろし時間
この1回転だけで、1日仕事となります。
物流業は回転数が生命線ですので、回転率の悪さは致命的です。
ここで問題となるのが、港での搬出入にかかる待機時間です。

並ぶということは、少しづつ前に進む状態ですので、
運転手さんにとってもストレスは大きいと思います。

コンテナヤードでの待機時間が1回転のうちの半分を占めるとなると、
当然のことながら、ここでの時間が短縮が望まれるところとなります。

輸入の場合は、積載本船の到着が遅れと、
引き取りにさらに時間がかかることになります。

運送会社さんの話しでは、
混雑の激しいコンテナヤードの搬出入はできるだけ避けたい。
コンテナへの貨物の積み下ろしに掛かるかかる時間は
おおむね、30分?2時間と幅がある。当然の事ながら、
ここでの作業時間が短いことが好ましい。
納品時間は朝早ければ早い程、ありがたい。
などがあがります。

本来あれば、お客様の要望に応えることが大切なのですが、
一方で、運送会社の事情も考慮し歩み寄りながら、
持続可能な関係を作ることが迫られていると思います。

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