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今回は川本が担当させていただきます。
貿易を行うにあたりまして、少しでも多くの数量をコンテナに詰めることは
輸送料のコスト削減につながります。1本のコンテナで100カートン輸送するよりも
200カートンの場合の方が、1カートンあたりの輸送コストは当然下がります。
20フィートコンテナの一般的な内寸は、縦235センチ、横238センチ、
奥行き593センチ※となっておりますので、容積は約33.16m3(立方メートル)となります。
つまり理論上はその容積と同等分の容積の貨物をコンテナに詰めることができます。
例えば縦横高さ30センチのカートン(0.027m3)であれば、20フィートコンテナに
約1,228カートン(理論上の数値)詰めることができます。(33.16÷0.027)
このカートンが縦横高さ70センチ(0.343m3)になりますと、当然ですが、96カートンに
減少します。
ただし上記の数量はあくまでも理論上であり、実際にはデッドスペースが
発生することにより、実際に積載できるカートン数は理論上の数値からは減少してしまします。
貨物、特にカートン(箱)は小さければ小さいほど、効率よく詰めることができます。
カートンサイズが大きかったり、特殊な形状の貨物ですと、デッドスペースが発生する可能性が
あるため、非効率になってしまう恐れがあります。
上記の例ですと、70センチのカートンよりも、30センチのカートンのほうが、
より理論上の数値に近く詰めることができるのに対し、
サイズの大きな70センチカートンは、デッドスペースが発生する可能性が高まり、
より理論上のカートン数よりも少なくなってしまう恐れがあるのです。
もちろん、実際のカートンサイズ(縦横高)は個体差がありますので、
カートンサイズが大きくてもちょうどコンテナの内寸に合致して、
理論上の数値(カートン数、容積)近くまで詰められる可能性もあります。
大きいカートンや特殊な形状の貨物程、単純計算で算出した容積をあてにすると、
積みきれない可能性がありますので、コンテナ詰めの積載可能数を算出する際は
注意が必要なのです。
※船社により若干の差はあります。
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