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2015年10月

2015年10月30日

貿易と言葉


こんにちは。今回の担当は西田です。

 

先日、USJに行った際、中国人の家族連れに路を尋ねられました。

私は中国に留学経験があったため、中国語で受け答えをしていたのですが、

その時、初めてUSJが中国語で「日本環球影城」(riben huanqiu yingcheng)ということを

知りました。

 

音訳でなく、意訳なので発音からは想像できませんよね・・・。

 

対面で受け答えしていたので、前後の内容や状況で、

USJのことを言っているのだとわかったのですが、

貿易業務で海外の人とやり取りする際には、対面というわけにはいきませんので、

わからない単語を予測するということは、なかなか困難です。

 

輸出入業務でも、そのような言葉の壁で、困ることがあります。

 

その一つが、フリータイム(無償保管期間)の確認についてです。

以前のブログ(http://www.rubiconem.com/blog/cat18/)で詳しく書かせて頂いておりますが、

フリータイム切れで発生する費用には

 

Demurrage(コンテナでの追加保管料)

Detention Charge(コンテナの返還遅延料)

 

があります。

 

例えば、輸出者様が早めに船積みをし、輸入者様の想定よりも早く、

本船が入港してしまったため

輸出国の船社さんにDemurrage(追加保管料)が課せられないように、

フリータイムの延長を頼まなければならないということがあるのですが、

 

DemurrageDetention Chargeを混同してしまい、

Detention Chargeの無料期間だけが延びてしまうということがあります。

 

こういったことは、言葉の違いを当事者が理解していないということが

あるかもしれませんので、

しっかりとDemurrageを延長するということを強調するのはもちろん、

輸出国の言葉で伝えるのも、よいことだと思います。

 

ちなみに、中国語では

 

Demurrage(追加保管料)・・・・・ 免堆期(mian dui ji)

Detention Charge(返還遅延料)・・免(mian gui ji)

 

というそうで、中国人の方に伝えるのであれば、英語で伝えるよりも、

意味が類推しやすいかもしれません。

 

もう一つは、輸出者様にサレンダードB/Lを依頼する場合です。

サレンダードB/Lは英語表記ですと"SURRENDERED" "Telex Release""Accomplished"

色々とありますので、

輸出者様が中国の方であれば、"电放提单 (dian fang ti dan)"と伝えるのが

いいかもしれません。

 

このように、貿易をする場合、貿易相手国の言葉をある程度知っていれば、

役に立つことはあると思いますし、

そして、何よりも、間違いの起きやすい事象を知識として、

持っておくことが肝要かと思います。

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2015年10月16日

貿易における注意点

こんにちは、共和商会の林です。
今回は、今更ながら「貿易」について、私の思うところをお話します。

私どものお客さまは、モノの売り買いを中心とした商売をしておられる方ばかりです。

商売には、仕入と販売があり、
その相手先が、両方とも日本国内のみの場合もあれば、
いずれか一方、あるいは両方とも海外のこともあります。

一般的に、日本からみた場合、
「輸出」とは、日本国内で製造されたモノを、海外で販売すること
「輸入」とは、海外で製造されたモノを、日本国内で販売すること
となり、「輸出」「輸入」を合わせて「貿易」となります。

さて、商売で大事なことは、
「売れるモノ」を「売れるところ」で「売れる時」に売ることであり、
これは、取引相手が日本国内・海外どちらであっても変わらないでしょう。

また、「輸出」と「輸入」は、国をまたいで一直線につながっており、
ある国で、別の国のモノが、品質・価格・タイミングなど総合的に受け入れられ、
なおかつ、適切な販売ルートを経て、最終ユーザー(主には消費者)まで届くことと言えます。

ただ、相手が海外となると、日本国内のみで完結する商売とは、
当然ながら少し異なる点もあります。
例えば、
(1)事前の市場調査
(2)事前の規制確認
(3)最終ユーザーに渡るまでの販売ルートの確立
(4)お金の流れ
などに注意が必要となります。

(1)国によって発展の度合が異なるため、それに合わせたモノを売る。
  例えば、日本からの輸出の場合、日本製品は品質が良いから
  高くても売れるとは限りません。
  その逆に、輸入の場合、多少品質が良くなくても、安いから売れるとも限りません。
  既にその国に存在するモノであれば、品質と価格のバランスをどうとるか?
  また、まだその国に存在しないモノであれば、そもそも受け入れられるのか?
  など気を付けなければならないでしょう。

(2)ある国の国内で売られているモノが、そのまま、他の国で売れるわけではありません。
  例えば、ある国でその国の人が普通に食べているお菓子が、
  日本では認められていない食品添加物が入っているため輸入できない、
  あるいは、日本で定めた食品表示が無いため、そのままでは販売できない、
  などといったことがあります。(もちろん、その逆もあります。)
  輸入国の輸入規制はもちろんのこと、
   その国の国内販売規制にも気を付けねばならないのです。
  
(3)代理店に全て任せる、卸売店や小売店を通して販売、
  自社で(海外法人を設立して)販売、インターネット販売など
  日本への輸入はもちろん、海外への輸出も、
  消費者ほか最終ユーザーに継続して売り切る力が無いと商売は長続きしません。
  日本国内のみの商売と全く同様に、
  貿易も販売ルートの確立が最も大切なポイントと言えます。
  貿易の場合、海外相手のため、様々な手続きに時間と手間を取られてしまうため、
  この点が、おろそかにならないよう、注意が必要と思われます。

(4)貿易におけるお金の流れは、日本国内だけで商売している場合とは異なり、
   仕入代金は前払いで先に出て行く一方、
   販売代金の回収は、販売方法にもよりますが、後日となることが多いと思われます。
  資金計画にも気を配らないといけません。

ほかにも、注意すべきことは、たくさんあるのですが、
今回は、思いつくままに列挙してみました。
貿易を考えておられる方の参考になりましたら幸いに存じます。

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2015年10月02日

NACCSについて

今回は渡辺がブログを担当します。
今回はNACCS についてです。

Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System の略で「NACCS」ナックス
と読み、現在、税関、我々通関業者、船会社等の業者は、このシステムを通じて、
貨物を管理しています。

また、海上輸送だけでなく、航空貨物の管理もNACCSを使用しています。

さて、たとえば海上輸入貨物の場合、どのような情報がNACCSに入力され、
データとして使用されるのでしょうか?
我々が使用するのはNACCS全体の一部ですが、少し紹介いたします。

本船入港し、荷卸し作業が終わると、貨物1件につき、1件「貨物管理番号」がふられ、
この番号が輸入申告の際、使用されます。
また、船社チャージが入金され、搬出可能であるかの確認や、フリータイムの情報等も、
この番号について、NACCSに登録されていきます。

これらの情報は、貨物管理情報照会(ICG)のコードをNACCSに入力すれば、
どの業者が、いつ、どのような業務内容を入力したかといったことも、
各港湾業者が、確認できます。

これを利用して、コンテナヤードやCFS倉庫、船会社等に電話等で連絡する事なく、
貨物の手続きの流れを確認できる場合もあります。

また、通関業者の輸入申告の際には、入力した申告内容は、
NACCSを通じて税関へと送られ、輸入許可となれば、NACCSから
輸入許可通知書に申告内容が記載された状態で、出力されます。
許可がおりると、NACCS上で情報が更新されます。

輸出入の港での作業は、スピードと正確さが求められるので、
一つのデータベースに各業者アクセスして管理、輸送することができ、
また、民間と公的機関の業務が一つのシステムでつながっているという事が、
NACCSの強みではないかと感じます。

NACCSのシステムは導入後、進歩しており、
通関に関して言えば、申告書類の電子化がすすみ、書類審査の際、
PDFファイル等を送って書類審査してもらえたりするようになったりしました。
平成29年の次期NACCSに移行する際には、
完全に原則、ペーパーレス化に移行する動きです。


ちなみに近年は、ベトナムにもNACCSが2014に導入され、

(弊社ブログより)
今後、ミャンマーにも日本政府の援助により、導入される動きとの事です。

新しいシステムにより、便利に利用できるようになればうれしい限りです。

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