こんにちは。今回の担当は西田です。
先日、USJに行った際、中国人の家族連れに路を尋ねられました。
私は中国に留学経験があったため、中国語で受け答えをしていたのですが、
その時、初めてUSJが中国語で「日本環球影城」(riben huanqiu yingcheng)ということを
知りました。
音訳でなく、意訳なので発音からは想像できませんよね・・・。
対面で受け答えしていたので、前後の内容や状況で、
USJのことを言っているのだとわかったのですが、
貿易業務で海外の人とやり取りする際には、対面というわけにはいきませんので、
わからない単語を予測するということは、なかなか困難です。
輸出入業務でも、そのような言葉の壁で、困ることがあります。
その一つが、フリータイム(無償保管期間)の確認についてです。
以前のブログ(http://www.rubiconem.com/blog/cat18/)で詳しく書かせて頂いておりますが、
フリータイム切れで発生する費用には
・Demurrage(コンテナでの追加保管料)
・Detention Charge(コンテナの返還遅延料)
があります。
例えば、輸出者様が早めに船積みをし、輸入者様の想定よりも早く、
本船が入港してしまったため
輸出国の船社さんにDemurrage(追加保管料)が課せられないように、
フリータイムの延長を頼まなければならないということがあるのですが、
DemurrageとDetention Chargeを混同してしまい、
Detention Chargeの無料期間だけが延びてしまうということがあります。
こういったことは、言葉の違いを当事者が理解していないということが
あるかもしれませんので、
しっかりとDemurrageを延長するということを強調するのはもちろん、
輸出国の言葉で伝えるのも、よいことだと思います。
ちなみに、中国語では
・Demurrage(追加保管料)・・・・・ 免堆期(mian dui ji)
・Detention Charge(返還遅延料)・・免柜期(mian gui ji)
というそうで、中国人の方に伝えるのであれば、英語で伝えるよりも、
意味が類推しやすいかもしれません。
もう一つは、輸出者様にサレンダードB/Lを依頼する場合です。
サレンダードB/Lは英語表記ですと"SURRENDERED" "Telex Release""Accomplished"と
色々とありますので、
輸出者様が中国の方であれば、"电放提单 (dian fang ti dan)"と伝えるのが
いいかもしれません。
このように、貿易をする場合、貿易相手国の言葉をある程度知っていれば、
役に立つことはあると思いますし、
そして、何よりも、間違いの起きやすい事象を知識として、
持っておくことが肝要かと思います。
【大阪港利用のご案内】
輸入貨物(小口LCL)東京港の混雑でお困りではないですか?
東京港混雑でお困りでしたら、大阪港を利用してみては、いかがでしょうか?
↓↓↓詳細はこちらから↓↓↓
http://www.rubiconem.com/tokyo-port/
是非一度、お試しください。