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今週は川本が関税の計算方式について簡単に紹介させていただきたいと
思います。一般的に消費者がお店などで商品を購入する際に支払う税金は消費税
ですが、その消費税は現在、商品の価格に対して5%となりますので、
商品価格×0.05が消費税額となります。
では関税の場合ではどのような計算方法があるのでしょうか。さまざまな種類が
ありますので、いくつか紹介したいと思います。
まず計算方式(課税方式)は大きく分けて2種類に分けられます。
ひとつめは「従価税」と呼ばれるもので、多くの商品がこちらで関税が計算されています。
こちらは、消費税のように、商品の価格に対して関税が計算される方式です。
ですので、輸入される商品の関税が○%であれば、商品価格×○%になります。
注)実際は商品価格に運賃や保険などが加算された後に、計算されます
そしてもう一つが「従量税」と呼ばれるもので、例えば、繊維であれば、
1平方メートルあたり○円、96類のボールペンであれば、1本あたり○円
というように、商品の数量や、面積、重量を基準として計算
される方式になります。関税が従価税と従量税のどちらで算出される
のかは、商品(品目・HSコード)により異なるのですが、一般的には「従量税」
をすぐに適用するという品目は少なく、「従価税」か、
もしくは64類に分類される「靴(履物)」のある種類の「商品価格に対して30%と
1足5000円とでそれぞれ計算した場合の高い方を適用する」というように
「従価税と従量税の高い方」を適用すると定めている場合が多くなっています。
また、この他にも、従量税と従価税を同時に適用し、それぞれの額を合算して関税を算出
する品目もあります。
上記のように、輸入される商品によって関税の計算方式が従価税か従量税なのかは異なっています。
商品が少し異なるだけで、違うHSコードに分類される可能性があります。そういった際には、
関税の計算方式までが異なる可能性が出てきますので、事前の確認が非常に重要となります。
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