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2012年12月

2012年12月21日

船は遅れるのが当たり前?!

こんにちは。共和商会の林です。

年末年始の長期休暇を控え、輸出入をしておられる皆さんは、
納期の調整に頭を悩ましておられることでしょう。

今回は、納期にも大きく関係する船のスケジュールについて、
少しお話したいと思います。

まず、最初に申し上げたいのは、
「船は遅れるのが当たり前」
という残念なことです。

日本人は、時間にきっちりしているせいか、
船は、船会社の発行しているスケジュール表通りに航行している
と思い込んでおられる方が多いようです。
が、残念ながら、船は、電車のように、時刻表通りに
動いている訳ではありません。

こう言ってしまっては身も蓋もないのですが、
船のスケジュール表(特に紙ベースで、事前に発表されているもの)は
あくまで予定に過ぎません。
(諸外国では、電車の時刻表ですら、まともに守られていないのは、
 有名な話ですよね!?)

さて、そもそも、船が遅れる原因としましては、
・強風や霧などの悪天候
・港での混雑
・累積遅延
・船の故障
・船の事故
など、いろいろと考えられます。

上記の内、特に注意が必要なのが「累積遅延」です。

これは、上記「累積遅延」以外の、誰もが納得しやすい原因により、
ある本船に遅れが生じた後、
その遅れを取り戻すことをせず、
ずっと遅れたまま運航を続けることです。

具体的には、例えば、毎週月曜に入港する予定の船が、
ある時、悪天候で、火曜入港に遅れてしまう。
にもかかわらず、それ以降、
速度を上げたり、寄るはずであった港を飛ばしたり(抜港)
あるいは、代りの船を出したりすることもなく、
その次の週も、遅れはそのままで、火曜に入港する、
といった状態です。

更に、上記「累積遅延」中に、
悪天候や港の混雑などにより、遅れが上乗せされますと、
週が変わるごとに、船は、水曜入港、木曜入港と遅れていき、
ついには、元の月曜入港に戻ってしまう
(つまり、丸々一週間遅れてしまう)
なんて冗談みたいな話もあるのです。

上記のような状況を何も知らずに、
船会社が事前に発表しているスケジュールだけに頼っておりますと、
納期を守るどころではなくなってしまうのは
お分かり頂けるかと思います。

ご参考までに、私どもが、少しでも正確な船の動きを知りたい場合は、
船会社や代理店などに、直接電話で問い合わせる、
あるいは、最近では、インターネットで、
最新の船の動きを発表している船会社もありますので、それを確認する
(但し、更新頻度が低かったり、更新時期が明示されていなかったり、
 と、問題点もありますが・・・)
といった方法を取ります。

この年末に、船を出し、ゆっくり休んでから、年明けには、目的地に到着
といったスケジュールを組んでおられる方もおられるかと思いますが、
該当本船が、既に遅れを生じていないかどうか、
念のため、確認しておかれることをお勧めいたします。


<追伸>
このスタッフブログは、今回で年内最後となります。

少し早いのですが、皆さま、どうぞ良いお年を御迎えくださいませ。

そして、来年もご愛読、どうぞよろしくお願い申し上げます!
2012年12月14日

年末の輸出船積における注意点

今週のスタッフブログは、池田が担当します。

年の瀬も押し迫り、お客様におかれましては、
益々お仕事に追われ、慌ただしい日々が続くかと思いますので
少しでもお役に立てるように、

今回は、年末の輸出船積の注意点を書かせていただきます。

船会社は、休日に合わせて
出港日を大きく変更し
スケジュールを調整する事があります。
その為、希望する本船に商品を船積するために行う
本船予約(ブッキング)が
年末は混雑で通常よりも
早くスペースが埋まってしまい
断られる可能性もありますので、
お早めに手配されることをお勧めします。

また、輸出船積の締切も前倒しになり、
そのあおりで、
港の倉庫に荷降しする為の
トラックなどが集中し、
商品が搬入するまでに遅れが生じ、
税関での通関手続きで
書類不備や商品検査等があった場合
時間を要しますと、
輸出許可が下りなくなり、
締切に間に合わなってしまう事が考えられます。

次に、船荷証券(B/L)の発行ですが
年末が出港日の本船ですと
船会社によって異なりますが、
休日期間になりますと
年内に船荷証券(B/L)を入手できないケースがあります。
そうしますと、
輸出者様は、現地の輸入者様に船荷証券(B/L)を
送ることが出来なくなり、
本船が輸入国に到着しても、
商品を引き取れなくなります。
海外の年末年始の休日は、
日本のように長くありません。
早いところですと、1月2日から
通常営業を始める国もあります。
特に、近隣諸国に輸出される場合には
取引相手国の休日をご確認の上、
輸入者様と事前に打ち合わせされることが重要です。

毎年のことですが、
年末は輸出船積が増えますので、
どうしても、スムーズに行かなくなります。

万一、年内に間に合わなくなってしまいますと
休日を挟んで、年明けまで
日数を要してしまいますので、
輸出者様は、もちろんのこと
現地の輸入者様の業務にも支障を来してしまいます。

ですので、お忙しいとは思いますが
年末は、少しでも余裕をもって
船積手配をされることが大事です。

2012年12月07日

年末年始のフリータイム(輸入コンテナ)

こんにちは。
通関士の橋本挙裕(たつひろ)です。


今年も、残り僅かとなって参りましたが、この時期になりますと、
年末年始のコンテナのフリータイム(無料保管期間)の計算方法について、
よくお問い合わせを頂きますので、お知らせいたします。


通常、フリータイムは普通コンテナの場合、港に搬入された日の翌日から計算して
5日間(土、日、祝日を除く)というのが多くの船会社で見受けられます。
しかし、年末年始もこのルールが適用されると、
年末年始のお休み中にフリータイムが終わる可能性がでてくるので、
年始にコンテナを引き取る時には保管料が掛ってしまう事になります。


そこで、船会社では年末年始の措置としてフリータイムの計算が除外される期間があります。
ある船会社の去年の実績で言いますと、2011年12月30日から2012年1月4日迄の期間が
フリータイムの計算除外期間になりました。
たとえば、12月29日にコンテナが港に搬入された場合、
除外期間は計算されない為フリータイムは1月5日から始まり1月12日まである計算になります。
年始はフリータイムに少し余裕ができ、納品スケジュールの予定も立て易いかと思います。


ただ、この措置について注意して頂きたい点があるのですが、
稀に、除外期間のことを保管料の計算が除外される期間と勘違いされる方がおられますが、
あくまでフリータイムについての措置ですので、フリータイムが終わるとその後は、
一日一日保管料が掛っていき、当然年末年始もコンテナを港に置いておくと
料金がその分積み重なってしまいます。


またさらに、輸出者様側でフリータイムの延長の申請がされていて、
実際にフリータイムが14日間或いは21日間の様に延長が承認された場合は、
フリータイムの計算除外の対象とはならない為、
年末年始の間も通常どうりの計算方法になります。
その為フリータイムが除外期間分、長くなることはないのです。


これから益々慌ただしい日を送られるとは思いが、余計な保管料の費用が出ない為にも
以上の事を踏まえて頂き、また船の入港スケジュールも確認しながら、
これからの輸入計画を考えられてはいかがでしょうか。