こんにちは、花牟礼(ハナムレ)です。
今回は改めてではありますが、私ども通関業者について触れさせていただきたいと思います。
通関業者は主にお客様が商品や製品を輸出入する際に、お客様に代わって
税関へ商品や製品の申告手続きを行います。
お客様のご依頼により、お客様の名前にて申告手続きを行うという性質上、
財務省によって許可が得られないと営業することができません。
主な業務として船会社とB/L(船荷証券)などの書類をやりとりし、税関に対しては
輸出入申告に必要な書類を作成・提出して、関税や消費税の計算を行います。
その他にも積もうと思っている本船の予約を入れたり、
万が一に備えて海上保険をかけるということになれば、その保険手続きを行う
損害保険代理店としての顔も持ち合わせています。
また、港の倉庫からお客様の所までお届けするためにトラックの手配をさせていただきます。
倉庫業もかねており、輸出入手続きに際してお客様の商品を一時的に保管することもできます。
また、国際物流は国内物流と違って、天候に左右されやすい本船の遅れなどによって
納期が遅れたり、その国々独自の様々な規制などで輸出入できない商品であると
判明することもあり、必ずしもスムーズに進むとは限りません。
このようなリスクを回避するためにも、本船の遅れも想定しながらスケジュール調整を行ったり、
最悪の事態を想定して、事前に規制などを調べ、輸出入申告に備えております。
このように通関業者の行うサービスはメインである税関への申告手続きだけには
とどまらず、お客様の輸出入を総合的にサポートできますよう、国内配送から倉庫での保管、
保険の手配、本船の手配など多岐に渡っております。
通関業は国際物流という枠組みから考えますと、ほんの一部分であり、
輸出入をスムーズに行おうと思いますと、あらゆる部分で知識が要求されるものだと感じております。
【大阪港利用のご案内】
輸入貨物(小口LCL)東京港の混雑でお困りではないですか?
東京港混雑でお困りでしたら、大阪港を利用してみては、いかがでしょうか?
↓↓↓詳細はこちらから↓↓↓
http://www.rubiconem.com/tokyo-port/
是非一度、お試しください。
今週のスタッフブログは、池田が担当します。
関税法令の改正により、輸出通関における保税搬入原則の見直しがあり、
平成23年10月1日より適用されることになりました。
従来、輸出申告は貨物を保税地域に入れた後で行うこととされていましたが、
今後は、貨物を保税地域に入れる前に輸出申告が行うことが可能になりました。
もう一つは、輸出貨物コンテナ扱いの申出も廃止になりました。
今回は輸出貨物コンテナ扱い申出の廃止における輸出申告について、
書かせていただきたいと思います。
以前は、輸出者様が自社工場等でコンテナ詰めするためには、
事前に税関長にコンテナ扱いの申請を行い、承認を受ける必要がありましたが、
コンテナ扱い申出の手続きの廃止により、
承認を受けることなくコンテナ詰めを行えるようになりました。
更に、輸出者様は自社工場等で貨物をコンテナ詰めするためには条件がありました。
過去1年以内に保税地域(混載貨物をのぞく)でコンテナ詰めをした輸出の実績があり、
関税関係の法令に違反していない等の条件を満たしていないと、
コンテナ詰めを行う事ができませんでした。
こういった条件も一切なくなり初めての輸出者の方でも自社の倉庫や工場などで
コンテナ詰めを行うことができるようになりました。
輸出者様に工場等でコンテナ詰めを行う際のポイントは
(1)貨物の品名、数量、記号、コンテナ番号、シール番号等の貨物の積付状態のわかる証明書
(2)貨物をコンテナに詰めている状況とコンテナ番号が見えている写真
これらを輸出申告時に税関に提出することで、
書類審査や貨物検査の時間短縮するための参考資料として役立ちます。
この際、コンテナに積み込まれている貨物と書類や証明書などの内容が一致していることが必要です。
工場等でコンテナ詰めできる輸出者様のメリットは、
これまでの
工場からトラックで保税地域まで貨物を持っていき
コンテナ詰めをするまでの
貨物の積み替えや移し変えの作業を省略できることで
船積までの作業時間を短縮することができます。
書類面におきましても、
以前は数量等が確定していなくてもコンテナ扱いの承認申請を行うために、
見込み数量の書類を作成して、実際のコンテナ詰めをしてから数量に増減があれば、
再度正しい数量を記載した書類を作り直さなければなりませんでしたが
今後は、詰め込み数量が確定してからの書類だけになります。
定期的にコンテナ単位で輸出することをお考えのお客様は、
一つの方法として、
ご利用されてはいかがでしょうか。
【大阪港利用のご案内】
輸入貨物(小口LCL)東京港の混雑でお困りではないですか?
東京港混雑でお困りでしたら、大阪港を利用してみては、いかがでしょうか?
↓↓↓詳細はこちらから↓↓↓
http://www.rubiconem.com/tokyo-port/
是非一度、お試しください。