スタッフブログ

2011年12月

2011年12月26日

年末・年始について

今年最後のブログは志賀が担当させて頂きます。

年末・年始はなにかとあわただしく、通常の業務スケジュールと異なる方々も多いと思います。
皆さまと同じく、私どもの国際物流業務も、年末・年始となりますと、
通常の営業スケジュールと大きく異なってまいります。

(1)まずは、税関でございますが、今年は12月29日(木)から1月3日(火)までが
   基本的にお休みになっております。
   ただ、空港等、部署により期間中も業務を行っているところもございます。

(2)日本の港に到着した輸入貨物を一定期間無料で保管しておくことのできる
    フリータイムのカウントが大きく変わります。
    通常ですと、搬入日から5営業日がフリータイムの期間としているケースが多いですが、
    上記税関のお休み期間中も、フリータイム期間として加算しているケースが多いです。
    逆に思ったよりも伸びているケースがあります。
    但し、リーファーコンテナなどは、難しいケースもありますので、確認が必要です。
    逆にフリータイムを過ぎている物については、休み期間中も保管料が加算されていきます。
    しかも、だんだんと保管料の単価も上がっていきますので、要注意です。

(3)港に保管する期間だけでなく、コンテナを使用している期間についても、
    料金がかかるケースがあります。
    コンテナはあくまでも、船会社さんから借りているので、
    ヤードからコンテナ引き取り後、返却が遅くなると追加費用を請求されることがあります。
    ヤードの保管料ばかり気にして早めに引き取っても、安心できませんので、
    こちらもご注意を。

(4)毎年のことですが、年明けは、休み中にたまった貨物の手続き・輸送が集中します。
    なかなか、国内輸送の手段の手配が難しいケースも出てきます。
    年明け、早々に商品が欲しいというご希望の方も多いと思いますが、
    この点もご注意ください。

(5)本船の入港スケジュールが通常とは異なります。
    年末・年始は、入港を見合わせ、スケジュール調整する船会社さんが多いです。
    従来のローテーション通りに運行していないのですの、思い込みは禁物です。

(6)輸出CY CUT , CFS CUTが早くなります。
    通常、本船出港日のCY CUTは前日(欧米向けは3日前)、CFS CUTは2日前ですが、
    税関のお休みに合わせて、前倒しになります。

(7)で、弊社の営業ですが、年内は29日午前中までです。
    この日は大掃除ですが。。。。
    年明け、1月5日(木)から通常通りの営業を開始致します。

今年1年、共和商会のスタッフブログをご愛顧頂き、誠にありがとうございました。
皆さまにおかれましては、よいお年をお迎えになられ、幸多き年になりますよう、
心よりお祈り申し上げます。
来年も、何卒、宜しくお願い申し上げます。
2011年12月16日

通関業者について

こんにちは、花牟礼(ハナムレ)です。
今回は改めてではありますが、私ども通関業者について触れさせていただきたいと思います。

通関業者は主にお客様が商品や製品を輸出入する際に、お客様に代わって
税関へ商品や製品の申告手続きを行います。
お客様のご依頼により、お客様の名前にて申告手続きを行うという性質上、
財務省によって許可が得られないと営業することができません。
主な業務として船会社とB/L(船荷証券)などの書類をやりとりし、税関に対しては
輸出入申告に必要な書類を作成・提出して、関税や消費税の計算を行います。

その他にも積もうと思っている本船の予約を入れたり、
万が一に備えて海上保険をかけるということになれば、その保険手続きを行う
損害保険代理店としての顔も持ち合わせています。
また、港の倉庫からお客様の所までお届けするためにトラックの手配をさせていただきます。
倉庫業もかねており、輸出入手続きに際してお客様の商品を一時的に保管することもできます。

また、国際物流は国内物流と違って、天候に左右されやすい本船の遅れなどによって
納期が遅れたり、その国々独自の様々な規制などで輸出入できない商品であると
判明することもあり、必ずしもスムーズに進むとは限りません。
このようなリスクを回避するためにも、本船の遅れも想定しながらスケジュール調整を行ったり、
最悪の事態を想定して、事前に規制などを調べ、輸出入申告に備えております。

このように通関業者の行うサービスはメインである税関への申告手続きだけには
とどまらず、お客様の輸出入を総合的にサポートできますよう、国内配送から倉庫での保管、
保険の手配、本船の手配など多岐に渡っております。
通関業は国際物流という枠組みから考えますと、ほんの一部分であり、
輸出入をスムーズに行おうと思いますと、あらゆる部分で知識が要求されるものだと感じております。

2011年12月09日

食の安全と輸入 ?遺伝子組換え食品について?

今回は、西田が担当です。
段々と冬が深まり、寒さが日増しに厳しくなってくると
鍋や湯豆腐で温まりたくなりますね。

さて鍋の材料にお豆腐などを買う際、
食品表示は気にされておりますでしょうか?
消味期限などに注意を払う場合は多いと思いますが、
原材料はどうでしょう?

お豆腐の原材料表示を見てみると、
およそ↓の様になっていると思います。

名称    木綿豆腐
原材料名  丸大豆(遺伝子組換えでない) 凝固剤 消泡剤
内容量   300グラム
賞味期限  22.01.01
保存方法  要冷蔵(10℃以下)
製造業者名 ○○食品

原材料名の大豆に"遺伝子組換えでない"とあります。
この"遺伝子組換えでない"という表示は何を意味し、
なぜ必要なのでしょう。

"遺伝子組換え"とは
生物の細胞から有用な性質を持つ遺伝子を取り出し、植物などの細胞の遺伝子に組み込み、
新しい性質をもたせることです。
例えば、味は良いが乾燥に弱い作物に、乾燥に強い作物の遺伝子を組み込むことで、
味が良くて乾燥にも強い作物を生み出すことができるのです。

日本に入ってくる、遺伝子組換え作物は様々なデータに基づき、
安全性が確認されておりますが、それでも
見た目からは"遺伝子組換えか"そうでないかを判断することは難しいですし、
健康上影響がないか不安に思うかもしれません。

そのため、消費者が選択できるように、遺伝子組換え作物や
遺伝子の残る(加工工程等で除去・分解されない)遺伝子組換え作物を原材料とする加工品には
遺伝子組換え作物を使用していることを表示する義務があります。

さて、見た目からは通常の作物と区別がつかない遺伝子組み換え作物ですが、
安全性の確認されていない遺伝子組み換え作物が市場に出回らないようにするために
輸入時に検査が行われております。
(遺伝子組換えの作物はそのほとんどが、海外で作られております)、

例えばお豆腐を輸入する場合、その原材料の大豆が
"遺伝子組換え""遺伝子組換え不分別""遺伝子組換えでない"のいずれであるのかを、
検疫所から問われ、抜き取り検査が行われることもあります。

また"遺伝子組換え"であった場合には、
安全性が確認されているモノであるかの確認があり、

"遺伝子組換えでない"場合には、生産・流通・加工の工程で、遺伝子組換え作物が
混入されない様に、分別生産流通管理が適切に行われているかを確認しなければなりません。

世界人口は増加の一途であり、食糧不足が懸念される中、遺伝子組換え作物は
私たちの未来を支えるモノであるのかもしれません。
ただ、"遺伝子組換え作物"か"遺伝子組換え作物でない"かが見た目では判断できない以上、
食に関わるすべての人たちが、管理、監督をしっかりし、安全性を把握する事が大切です。

わたくしも食品の輸入に関わる立場にあるものとして、
正確で広範な情報を得るようにし、少しでも食の安全に貢献したいと思っております。
2011年12月02日

コンテナ扱い申出の廃止による輸出申告手続き

今週のスタッフブログは、池田が担当します。

関税法令の改正により、輸出通関における保税搬入原則の見直しがあり、
平成23年10月1日より適用されることになりました。

従来、輸出申告は貨物を保税地域に入れた後で行うこととされていましたが、
今後は、貨物を保税地域に入れる前に輸出申告が行うことが可能になりました。
もう一つは、輸出貨物コンテナ扱いの申出も廃止になりました。

今回は輸出貨物コンテナ扱い申出の廃止における輸出申告について、
書かせていただきたいと思います。

以前は、輸出者様が自社工場等でコンテナ詰めするためには、
事前に税関長にコンテナ扱いの申請を行い、承認を受ける必要がありましたが、
コンテナ扱い申出の手続きの廃止により、
承認を受けることなくコンテナ詰めを行えるようになりました。

更に、輸出者様は自社工場等で貨物をコンテナ詰めするためには条件がありました。
過去1年以内に保税地域(混載貨物をのぞく)でコンテナ詰めをした輸出の実績があり、
関税関係の法令に違反していない等の条件を満たしていないと、
コンテナ詰めを行う事ができませんでした。
こういった条件も一切なくなり初めての輸出者の方でも自社の倉庫や工場などで
コンテナ詰めを行うことができるようになりました。

輸出者様に工場等でコンテナ詰めを行う際のポイントは
(1)貨物の品名、数量、記号、コンテナ番号、シール番号等の貨物の積付状態のわかる証明書
(2)貨物をコンテナに詰めている状況とコンテナ番号が見えている写真

これらを輸出申告時に税関に提出することで、
書類審査や貨物検査の時間短縮するための参考資料として役立ちます。
この際、コンテナに積み込まれている貨物と書類や証明書などの内容が一致していることが必要です。

工場等でコンテナ詰めできる輸出者様のメリットは、
これまでの
工場からトラックで保税地域まで貨物を持っていき
コンテナ詰めをするまでの
貨物の積み替えや移し変えの作業を省略できることで
船積までの作業時間を短縮することができます。

書類面におきましても、
以前は数量等が確定していなくてもコンテナ扱いの承認申請を行うために、
見込み数量の書類を作成して、実際のコンテナ詰めをしてから数量に増減があれば、
再度正しい数量を記載した書類を作り直さなければなりませんでしたが
今後は、詰め込み数量が確定してからの書類だけになります。

定期的にコンテナ単位で輸出することをお考えのお客様は、
一つの方法として、
ご利用されてはいかがでしょうか。