スタッフブログ

2011年8月

2011年08月26日

輸入手続きにおいてのパッキングリストの必要性

今週のスタッフブログは、池田が担当します。

 輸入においてのパッキングリストは、
 現地の輸出者様から入手されることになるのですが、
 輸入者様にとってのパッキングリストの必要性について
 いくつか書かせて頂きますので、
 参考にしていただければと思います。

 輸入手続きを行なっていく上で、
 パッキングリストには、商品ごとの個数、数量、重量の明細が
 正しく記載されていることが必要になってきます。
 これは、通関書類の作成や、
 税関での書類審査、商品検査での現物と書類を照合させるためなど、
 申告する際の情報として必要になります。

 以前ある輸入者様で貨物の商品検査をしたときにこんな出来事がありました。

 元々は、輸入商品の一部が商品検査の対象で、
 コンテナ2本あったうちの片方だけでよかったのですが、
 パッキングリストには商品ごとの個々の明細がなく
 一括した総個数と総重量しか記載されておらず、
 検査をしたい商品がどちらのコンテナに入っているかが
 書類で確認することができずに、
 両方のコンテナとも開けて
 検査をする商品が見つかるまで
 探さなければなりませんでした。

 コンテナ2本とも検査したことで
 本来なら必要のない余分な費用がかかってしまい、
 更に輸入許可が下りるまでに時間を費やし、
 貨物の納期も大幅に遅れ、
 お客様には多大なご負担をおかけするになりました。

 また、お客様が商品を引取るのときに、
 パッキングリストがないと、梱包明細が把握できずに
 いざ、商品が届いても、
 荷卸しや仕分けなど作業をする際に、
 手間や時間が掛ってしまいます。
 
 そのため、
  梱包ごとの明細を記載していることが望ましいです。
 作成例として、下記のような感じです。

 

輸入手続きにおいてのパッキングリストの必要性

 


  具体的に記入していれば箱の中身の内容が明らかになるので
 無駄な費用や時間をかけないことにつながります。

 輸入手続きで
 正確な明細を記載したパッキングリストを使用することは、
  輸入通関から
 お客様に商品を納品するまでの
 作業をスムーズにすることにため
 書類として大切な役割があります。

 

2011年08月19日

貨物到着案内(Arrival Notice=アライバルノーティス)について

こんにちは。

通関士の橋本挙裕(たつひろ)です。


輸入業務に携わりますと、貨物到着案内(Arrival Notice=アライバルノーティス)
という書類が頻繁に登場しますが、貨物の情報を掴む書類として
必要になりますから、お伝えさせていただきます。

これは、簡単にいいますと、貨物が港に到着することを通知する書類であり、
貨物が港に到着する1日から2日ほど前に、
船会社から、船荷証券(Bill Of Lading)の荷受人と通知先に記載されている相手に
通知されます。
荷受人と通知先が同じ場合は、船荷証券(Bill Of Lading)の通知先に
”same as consignee" と記載します。
荷受人と通知先が異なる場合は、通知先に相手の会社名、fax番号を記載しておきます。 

Arrival Noticeに記載されている内容は、
本船名、入港日、到着岸壁及び搬入倉庫等となります。
また、運賃や港、倉庫での貨物取扱費用も記載されていて請求書も兼ねています。
よって、Arrival Noticeには、貨物到着案内と請求額案内の2つの意味があります。

また、通関士の立場から見ると、Arrival Noticeは、
運賃が課税価格に算入するものであるため、通関書類としても必要です。

さらに通関に際して、Arrival Noticeの本船名、個数、重量等の情報が
コンピューター上へ反映されるのですが、
稀にその情報が誤っている場合があるので、
PACKING LIST,船荷証券(Bill Of Lading)等と照合し
内容を確認することが、正しい申告のためにも大事です。

Arrival Noticeを入手し、輸入通関から貨物引き取りまでのスケジュールを立てますが、
記載されている入港日はあくまで予定なので、
気象条件や本船のエンジントラブル等で
入港日が1日、2日遅れることは多々あります。

又、Arrival Noticeが届いていないので、本船の入港がまだであると思っていた所、
実はすでに本船が入港していたなんて事もあり、
あわてて対応しなければならないこともありました。

そうしたことも踏まえ、Arrival Noticeの情報だけにとらわれず、
実際は船会社へ直接問い合わせるなどし、正しい情報を掴むことが、
よりスムーズに、貨物を引き取る為には大事です。

2011年08月12日

貨物を引取るための手続きとは

いつも弊社のブログをご覧頂きありがとうございます。

今週は通関の川本が書かせていただきます。

海外から商品を輸入するためには、

税関に輸入申告を行い、許可になってから、国内に引取ることが、出来るのですが、

許可されて即座に商品を引取れるわけではありません。

 

商品を引取るまでに必要な手続きは、

輸入許可書とデリバリーオーダー(以下D/O)と呼ばれる書類を

倉庫やヤードに差し入れなくてはいけません(対査と呼ばれています)。

このD/Oは、基本的にはまず船会社代理店にB/Lを差し入れて、

運賃等を支払えば、入手することができます。

 

しかし、近年では、手続き簡素化のため、

本来、対査の際に必要なこのD/Oを発行せず、

代わりにD/O IDナンバーと呼ばれる番号が発行されるようになってきました。(D/Oレス)

このようなケースの場合、対査時にはD/Oは必要がなく、

オンラインのパソコンで倉庫やヤードにこのIDナンバー、

その他には、コンテナ番号や、搬出先などを引取り前に通知することで、
D/Oを倉庫に持っていく必要がなくなるのです。

D/Oが必要ないケースでは、許可書もFAXで対査を受付している倉庫やヤードが増えてきました。
運賃に関しても、船会社代理店に支払いにいかなくても、銀行振込で対応しているところもあります。

振込明細を、その船会社代理店にFAXすれば、対査に必要な書類をまたFAXでもらえたり、
場合によっては、直接倉庫やヤードに運賃支払完了の連絡がいき、D/Oを差し入れすることなく、
貨物を引取れるように対応している所もあります。
 
貨物引取りのための一般的な対査では、

特に、船が入港し、コンテナが一斉に搬入された後では、
多くの業者の書類で対査完了まで時間がかかっていたのですが、

この簡素化のために、引取りまでの手続きが、省略されてきているのを個人的に実感しています。

ただ、簡素化の方向に進みつつも完全ではありません。

許可が朝に下りていても、コンテナを引取れるのは

昼や夕方からになってしまうことも多々見られます。

納品お急ぎの場合や、引取りに時間がかかりそうな場合は、

少しでも早くスムーズに貨物を引き取れるように努力をさせていただいております。

2011年08月05日

輸入貨物の配送

今週は林田が担当致します。


ショッピングを終えて、車で商品を持ち帰る際に、思ったよりも商品が大きくて、
積み込むのに苦労したご経験はないでしょうか?

私も先日デパートにてカーペットを購入しましたが、
そのカーペットは筒のように巻かれて販売されていたため、
その形状のまま車に積もうと思っていたのですが、長くてトランクに入りませんでした。

そこで梱包を外し、カーペットを折りたたんでみると無事トランクに積むことができました。

このように容積で考えると積み込みが可能ですが、形状が違うだけで積めないこともあります。


そのようなことは輸入貨物をトラックで運ぶ際にも起こりえます。

例えばパレット貨物の場合です。
通常日本で製造されるパレットは1,100×1,100mmと規格化されております。
大きめの4tトラックの幅が2,200mmありますので、2列に並べることができます。

しかしながら、外国のパレットのサイズは様々で、例えば、1,165mm×1,165mmのものもあり、
4tトラックでは2列に並べることができません。

1列ですべて積むことができる数量なら問題はありませんが、
それ以上の数となりますとすべての貨物が積むことができません。
パレットのサイズが少し大きくなってしまうだけで、物流の効率が悪くなってしまうのです。

このように、より効率的に貨物を運ぶことを考えると、
事前にそのサイズに気を付けておかなければなりません。

事前にパレットのサイズに注意していなければ、、
貨物の積み込み作業中にパレット貨物をすべてトラックに積み込めない事態が発生するかもしれません。

もしそうなってしまいますと、貨物をパレットから降ろし直積みをすることが考えられます。
しかし貨物の安全性や荷降ろし作業の効率を考えると、パレットのままのほうが、好ましいです。


こういった状況を避けるために、
予めパレットの大きさの確認やどのパレットにのせて欲しいかの要望を輸出者様へされておくと、よいのかもしれません。


貨物を運ぶ際に、ついトータルの容積だけで考えてしまいがちですが、貨物の1つ1つのサイズや形状を事前に把握することが、
重要になっています。