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2011年6月

2011年06月24日

再輸出貨物のインボイス上の記載について

今週は通関担当の川本が、
再輸出貨物のインボイス上の記載について
書かせて頂きたいと思います。

輸出貨物の多くは日本製の製品ですが、
時々、海外から輸入した商品を再び海外へ再輸出するケースもあり、
必ずしも輸出貨物は日本製とは限りません。

通関の際、再輸出品は日本製と区別して申告する必要があります。
これは外国貿易等に関する統計を取るためのもので、
貨物の品目分類や、貿易相手国、貨物数量、価格、船舶の国籍などが
統計として計上されており、
再輸出入品もその項目のひとつであるために区別する必要があるのです。

「関税関係基本通達集」の「統計計上貨物」の項目に、
『貨物が再輸出品又は再輸入品である場合には、
再輸出入品識別符号として統計品目番号の末尾に「Y」を記載させる』
と書かれています。

そのため、どの商品が再輸出貨物なのか分かるように申告する必要があります。
再輸出貨物と日本製商品が混在している場合、
インボイスなどの書類に何も記載がなければ、その区別がつかず、
全て日本製の商品のように思われてしまいます。

 私が税関検査の現場立会いで実際に体験したのですが、
輸出申告した貨物を税関が検査したところ、韓国製の商品が発見された事がありました。
インボイス等の書類には何の記載もなく、それまでの輸出貨物も日本製であった為、
その際も全て日本製の扱いで申告していました。
お客様に確認させて頂いたところ、その韓国製の商品は再輸出の貨物であり、
他にも中国製などが混在している事が分かりました。

 全く同じ商品でも、日本製と外国製が混ざっていれば、
区別して申告する必要がありますので、
通関をさせて頂くにあたっては、大変お手数をお掛けするのですが、
分かるようにインボイス等に記載していただくようお願いしております。

例えば全く同じ自転車でも、
「BICYCLE MADE IN JAPAN ○○PCS」「BICYCLE MADE IN CHINA ○○PCS」など、
又はインボイスの品名の横に「中国製」「日本製」などと分けて記載していただければ、
大変参考になりますし、正しい申告が行えます。
また、税関検査になっても、お客様に改めて確認を取らせて頂かなくても済みますし、
申告を訂正する必要もなくなりますので、スムーズな通関が行えます。

ただ、通関の際、時々、再輸出の理由を税関から確認されることがありますので、
その際はお客様にもその理由をお伺いさせて頂くかもしれません。

 今回は、輸出の際、再輸出貨物が含まれている場合に、
少しでもインボイスや資料などの作成の参考になればと思い書かせていただきました。

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2011年06月17日

海上保険は、ちょっと違う!?

こんにちは。共和商会の林です。

やっと届いた輸入貨物の外観がかなり傷んでいる!
慌てて中身を確認してみると、一部が破損していて使いものにならない・・・

こんな万一の時のために、海上保険をかけておられる方は多いと思います。

ただ、海上保険は、他の損害保険とは少し勝手が違っており、
いざ保険金を出してもらおうとすると、若干戸惑うこともあるようです。

そこで、今回は、海上保険の特徴について、
いくつかお話しさせていただきます。

まず、どうして海上保険を掛けるのでしょうか?

そもそも、貨物の破損が、明らかに運送途上で起きたものであれば、
それは、船会社さんが、補償するのが当然ではないのか?
と思われるかもしれません。

たしかに、船会社さんが、直接、損害を補償してくれることもなくはないでしょう。

ただ、その場合、補償額の上限が、貨物金額に関わらず、予め定められており、
損害額の全てをカバーできないことが考えられます。

また、それ以前に、免責とされてしまう場合が多くあります。

ご参考までに、上記のことは、貨物を船積後、
船会社さんより発行される船荷証券(B/L)の裏面に、
約款として事細かに記載されております。

ちなみに、なぜ、船会社さんの責任が、
このように限定されているのかといいますと、
「人類が、船で物を運ぶことになって以来、
 船で、全ての貨物を、無事に届けるのは相当に困難で、
 船が沈んで、全ての貨物が失われることもある。」
という時代の方が、ずっと長かったため、と考えられます。

そこで、これまた、数ある損害保険の中でも
最も歴史が古いと言われている、海上保険が登場するわけです。

船で貨物を運ぼうとする人達が、皆でお金を出し合って、
もしもの時に備えようということですね。


次に、では、海上保険を掛けておけば、
どんな場合でも損害をカバーできるのでしょうか?

残念ながら、そうではないのです。

原則的に、海上保険で補償されるのは、
該当する貨物金額の、おおよそ1.1倍までとなります。

さらに、海上保険を掛けていても、免責事項は、いろいろとあり、
例えば、次のような場合は、保険金が出ません。
・荷造りの不完全による損害
・航海の遅延による損害
など

特に気を付けねばならないのは、
損害の原因が、輸出者あるいは輸入者が、
充分注意すれば防げたことにある場合、
保険金は出ないということです。

ずいぶん、自動車保険などの他の損害保険とは
性格が異なることが、お分かり頂けるかと思います。

その理由としましては、
やはり、先にも述べましたように、
海上輸送のリスクが、それだけ高いと考えられていること、
そして、もう一つ、海上保険特有の「代位求償」というものが
由来すると考えられます。

「代位求償」とは、簡単に説明しますと、
保険会社が、損害を受けた人に、保険金を支払うのと引き換えに、
その損害の責任者に対する損害賠償請求権を譲り受け、
その権利を持って、船会社などに、改めて、責任を追及するというものです。

ですので、貨物破損の責任が、調査などで、輸出者にあると考えられる場合、
保険会社は引き下がることとなり、
輸入者自身が、輸出者と、取引の当事者同士として、
問題解決をするのが適当ということになるのです。


これ以外にも、海上保険には、注意すべきことがたくさんあるのですが、
本が書けるぐらいの分量になってしまいますので?!
今回は、このぐらいにして、また機会があれば、
このブログで書いてみたいと思います。


それでは、最後に、いつもの謎かけを!

「海上保険」とかけまして、「約束の時間に遅れそうな人」と解く。

その心は・・・

やはり、かける(掛ける・駆ける)べきでしょう!?

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2011年06月11日

コンテナ国内輸送

 今週は林田が担当致します。

共和商会では毎日のようにバン詰めやバン出し作業を行っております。
その様子を見ているとある違いに気付きました。

CIMG0602__.jpg

CIMG0587_.jpg

20FEETコンテナの写真です。
この二枚を見比べてみるとコンテナ下のシャーシのタイヤの数が違います。
この2つにはどのような違いがあるのか調べてみました。

上の写真は2軸シャーシと呼ばれており、
積載重量が約18tまでの貨物しか運べません。

一方、下の写真は3軸シャーシと呼ばれており、
積載重量が約21.5tまでの貨物を運ぶことができます。

これは安全性の確保及び環境保全の観点から法律で積載重量が規定されているためです。

20FEETのコンテナで、3軸シャーシが必要な(重量が約20tぐらいの)貨物は、
鉄鋼製品のようなかなり重い貨物になります。

ですので鉄鋼製品などの重い貨物を輸出入されているお客様に関しては、
パッキングリストを頂いた時に重量を特に注意するようにしています。


一般的に20FEETコンテナの積載可能重量を調べると約22tと記載されております。
そのため、可能な限り貨物を詰めようと思われるかもしれません。
しかし、日本国内では、20FEETコンテナにおいて、貨物の重量が約18tを超えると、
3軸シャーシを使わなければならないので注意が必要です。


また、3軸シャーシは2軸シャーシより数が限られています。
連休前などは全体的に輸出入が増加するため3軸シャーシの確保が困難になることも考えられます。
輸出の場合ですと予定している船積みができなくなるかもしれませんし、
輸入の場合ですとお客様の納期に影響が生じるかもしれません。
ですので連休前などは特にはやい段階での準備が必要になります。

 

ちなみに40FEETコンテナの場合ですと2軸では約20t、
3軸では約26tまでが積載重量と規定されております。


上記の内容は日本国内でのことですが、
諸外国となりますと法律も当然異なっております。

ですので輸出を扱う場合、過去に輸出実績がない国へ輸出する場合は、
船会社さんや輸出者様に現地での輸送が可能か確認を取るようにしています。

日本から輸出することだけではなく、現地のお客様まで無事に貨物を届けることを常に心がけるようにしています。

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2011年06月03日

PSS CSSって?

こんにちは、花牟礼(ハナムレ)です。                                                     日々、支払いの業務に関わっていますと、本船運賃、船社チャージ、関税・消費税といった税金などあらゆる数字を見る機会が多いです。海外と取引をしていますと、本船運賃をはじめとして様々な費用が発生しますが、日本国内だけで商品の取引を行っているだけではとうてい聞くことのない費用が国際物流ではかかり、輸出入する相手国によっても様々です。

先日、主に中国からの輸入が中心だったお客様がアメリカへの輸出を考えておられ、船会社さんへ本船運賃をはじめとした輸送費用を確認することになりました。中国とのお取引でしたらTHC(ターミナル・ハンドリング・チャージ:コンテナ移動料)、FAF(フューエル・アジャストメント・ファクター:燃料割増料金)、YAS(エン・アプリシエイション・サーチャージ:円高損失補てん料金)などが本船運賃以外の費用としておなじみです。                                           

確認しましたところ、THCの値段は中国からの輸入なら40フィートコンテナで42,200円ですが、アメリカへの輸出の場合、46,000円と、同じ40フィートコンテナのコンテナヤード内の移動にかかる費用でも輸出入の相手国によって違います。また、これらの費用に合わせPSS(ピーク・シーズン・サーチャージ)やCSS(キャリアー・セキュリティ・サーチャージ)と目にしたことのない費用項目が出てきました。PSSはコンテナ輸送量が急増するある時期に限定してかかるもので、CSSはアメリカで起こったテロ以降、コンテナ輸送の安全性を確保するために導入されたものです。

お客様の商品が取引される国の情勢や時期によって、本船運賃はもちろんのこと、その他本船運賃に付随する費用の金額や内容も様々なので、もしお客様がいつもと違う国との輸出入を考えておられて、いざ契約を交わされ、商品を送ろうとなってから思わぬ費用が判明したということがないよう、事前に船会社さんなどへ運賃以外にどんな費用が発生するのか、発生するとすれば、その内容をしっかり確認をするよう気をつけています。また、売買の契約によっても、輸出者様、輸入者様の費用負担の範囲をしっかり把握し、船会社さんからの請求書を見て、輸出国側、輸入国側で費用が二重にかかっていないかを気をつけるようにしています。恥ずかしながら、今でも船会社さんのチャージなど費用関係は初めて聞くものも多く、その都度、確認をしながらではありますが、お客様に正確な情報をお伝えできますよう、日々努めていきたいと思っております。

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